ラグビー人生36 | 山親父の日記

ラグビー人生36

その日の夜は大広間で残念すき焼きパーティーでした。泣きながら食ってました。


三年生が1人づつ立ち上がり、感想を述べました。


清水がどうしても高校ジャパンに入りたかったが、もう無理だろうと話しました。


東田くんというプロップの選手、寡黙でおとなしく、あまり目立たないやつだったのですが。


彼の告白にびっくりしました。


彼は高1でラグビーを始めたんですが、


彼は伏見だったか鳥羽だったかのマンションだか公団の九階に住んでたんですが。


ラグビーを始めた日からこの日まで、誰に言われた訳でも無いのに、一度たりとも、エレベーターに乗らずに階段を登り続けたそうです。

どんなに練習で疲れた時も、

合宿帰りで大きな荷物を持っている時も、

家族で出掛けた時も自分だけは階段を使ったそうです。


三年生全員初めて聞かされた話でした。


つまり誰にも誇らず、自分に科したささやかな約束事を守り通したのです。


強制されたものなら破ってしまうかもしれませんが、自分で決めた事だからこそやりとげたんだと思います。


彼は最後に、

「今日で僕のラグビー生活は終わってしまいますが、これからもエレベーターには乗らないつもりです。」

矜持のある話だと思います。


こうして三年間の高校ラグビー生活は終わりました。


高校に入って初めて正月を家で過ごしました。

なんか本当にぽっかりと穴が開いたような、気が抜けたような感じがしました。

その後も続けられる試合をテレビでぼんやり見ていました。


決勝は彼女と2人花園まで見に行き、顔見知りの多くいた大工大が昨年の雪辱を果たして優勝しますが、特に心動かすことなく、難波に出てご飯を食べて帰りました。


高校時代初めてのちゃんとしたデートでした。


さて、いよいよ大学編にはいります。

その前に高3のシーズンと平行して進路の事が有りました。



これがまた波乱万丈です。