〝ごめんなさい〟を繰り返す
百合さんの姿
朝から切なすぎた。
ある朝起きたらボケてました〜
なんて人はいない。
料理の手順
洗濯機の使い方
家計簿の付け方､､、
真綿で首を絞めるように
少しずつ少しずつ
分かっていたことが分からなくなり
出来ていたことが出来なくなる。
思い出せない恐怖。
何より残酷なのは
そんな自分の状態を
本人は一番分かっていること。
その情けなさを身内にも隠し
どうしようもなくなってイラついて､､、
壊れゆく母親を撮り続けたこの映画
見るのはしんどかったけれど
認知症とはこういうことなのか
と思い知りもした👇
遠い他人事とはどうしても思えなかった。
義母も実父も
老いの坂をものすごい勢いで
転げ落ちている。
〝記憶装置が壊れてな〟
と語る我が父は
録画の方法やカメラの使い方を
忘れていた。
あんなに何でも出来ていた人が😞
父にイライラすることが増え
帰り道何度後悔して泣きそうになったろか。
身内が衰えていくのはほんとにしんどい。
寅ちゃんが百合さんの背を
大丈夫と優しく撫で続けるシーンは
泣けて仕方なかった😢
〝私はね苦しいと言う声を
知らんぷりしたり
なかったことにする世の中には
したくないんです〟
これ寅ちゃんの中に、
そしてこのドラマの底に
常に流れてる思いだなぁと
改めて思う。
この先は原爆裁判に注力するかと思えば
義母の痴呆、自身の更年期、
ジェンダーのこと
果ては優未の足蹴り😫まで
盛り込み過ぎじゃろ〜
となりそうなところ
そこは〝虎に翼〟☝️
役者の凄みと（余さん凄すぎる）
ハッとさせられるセリフで
見入っているうち
そうか
全部繋がっているんだな
〝苦しいと言う人の声を聞く〟
描かれる全てでその思いに
気付かされる。
痴呆症状の出る祖母を避ける姉を
〝バカ！〟と蹴り飛ばしてしまった優未に
何の責任も負わないような人には
どうかならないで〟
と、轟の恋人に語らせるところ。
彼らが受けてきたであろう
今までの痛みを思う。
そうやって自分を律してきたのだろう。
勝ち目のない原爆裁判に原告側証人として
身を晒すと申し出た女性。
証言に立てば傷ついてしまうと
躊躇う轟に
〝どの地獄で何と戦いたいのか
決めるのは彼女〟
そして金曜日
15分の朝ドラの
約5分近くを判決理由要旨全文を
読むシーンにあてる。
〝我々は本訴訟を見るにつけ
政治の貧困を嘆かずには
おられない〟
寅ちゃんとよねさん
裁判官側、弁護側
立場は違えど2人は
深いところで繋がっている。
2人は
凛々しく美しかった。
ドラマの後のプレミアムトーク。
ゲストの伊藤沙莉さんに
共演や演出の方達からのコメントが
たくさん寄せられて
彼女が流す涙の何と清らであることよ。
朝イチプレミアムトーク史上1番清らな涙は
この回だと思っているけれど（笑）👇
（懐かしや〜）
この度の沙莉ちゃんの涙は
あれ以来の清らな涙でありました（笑）
〝複雑で不完全な寅子という
キャラクターを
「毎日見たい魅力ある人物」に
作り上げたのは
間違いなくあなたです〟
演出 梛川善郎氏コメント
「虎に翼」を楽しんできた1人のファンとして
ほんとに同じ思いです。
あなたでなければ
こんな引き込まれることはきっと
無かった。
プレミアムトーク主役ゲストは
つまりドラマも終わりってことだ。
終わっちゃうなぁ〜
最後にまだ山も谷もありそうで
楽しみであり寂しくもある､､、
私事ながら（ま、このブログ自体
私事以外の何物でも無いけれど（笑））
遂にコロナにやられてしまい
しかもズルズルと完治しないって
ヤレヤレな罹患ぶりで
同じくシャキッと治らずにいる
友人と愚痴り合う日々を過ごす😞
やっとマシになり久し振りに庭に出る。
ゲゲゲ😱
長年の友〝薔薇バレリーナ〟
こ、こ、これは
か、か、枯れとる😩
ううっ👇
究極のナチュラルガーデンになっとる。
雑草という名の人々の
この生命力を貰いたい（笑）
体調不良って君らもあるの？
それでも咲いてくれてる花もあり
いつにも増して
愛おしいなぁ😭
全くこの夏はヤレヤレƪ(˘⌣˘)ʃです。