３０年前、イタリアに来た最初の年
まだ右も左もイタリア語もわからなかった頃の話
当時友達だった現旦那さんと友達夫婦と一緒に
家具を買いに行くからと家具屋さんへ連れられた
家具の話が一通り終り
もう帰るのかなぁと思ったら
さぁ始めましょう
友人奥さんと家具屋のシニョーラ（マダムの伊語）
が奥へ行く
そしておもむろにタロットカードを広げる
いままで家具の説明をしてたシニョーラが急にタロット占い師に変身
そう、買ったお客様には特別にタロット鑑定をしますっていう家具屋さんだったのです
当時日本でタロットは珍しくカード見るのも占い師を見るのも初めて
奥さんの鑑定が終わり
じゃぁついでに私も
占ってもらうことになった
椅子にすわると
まず、手や足は組まない
まっすぐ座るよう言われる
イタリア語わかんないから全部奥さんが英語で通訳してくれる
今思い出してもスプレッド（展開法）らしいスプレッドではなく
ただ縦に一枚ずつ出してたような
最後長ーく一列になってたような気がする
最初の一枚、これ！
これは今のあなた
先が見えなくて自分の行く道を探してるの
当たってるー！
次はこれ！
あなたのことをとても愛してくれてる人が近くにいる
でも彼を選ぶかどうかはあなた次第
旦那さんとはまだ付き合ってもいなかったので
う～ん
次のカードは覚えていないけど
多分どっちかかな
あなた金銭的に困っているわね
これも当たってる
覚えてるのはこの３つ
見事に当たっていた
時は経ち、現在
つい先日の事
久しぶりに友人夫に会った
友 久しぶりだね～～元気？今何やってるの？
旦那 元気だよ
あ～ヒロミはタロット始めたんだ
友 タロット！覚えてるかい？昔タロット視てもらったの
ほら！ヒロミにイタリアに居て欲しくてシニョーラにやらせ鑑定 お願いしたよね
ええええええええ～～～～～～～～～～
や、や、やらせ
続く
私は真実しか言いません
