タイトル通り。
10日間レターポットを使って感じたことを書いてみようと思います。



簡単に前情報として。
レターポットと同時にTwitterも始めたので、
Twitterのフォロワーは0。
受け取ったレターも当然0。


そしてレターポットは「恩贈り(ペイフォワード)」であり「信用を可視化するもの」ということだったので、一切リアルで関係のある人とは繋がらずに、自分が行動することによってどうなるのか実験してみたくなりました。


内容としてはとりあえず出来ることをやってみる。
分かる範囲で疑問・質問に答えてみたり、
URLの貼り間違いをお知らせしたり(結構多い)、
始めた人・クレカが無いなど困っている人にレターを贈ったりなどなど。
(すごく地味だけど、これくらいしか出来ることがない)


あとは結果がブレないように、
①「レターが無くなったので下さい!」などは言わない。
②プロフにレターポットのURLを貼るだけで、ツイートにはURLを貼らない。(「#レターポット」 は付けた。じゃないと見てくれる人いないからね!)

という感じで、下さいアピールはせずにやってみました。

とりあえず結果からいうとこんな感じ。
{A95BCB36-735C-4CD1-92EE-03E9AA767526}

受け取ったレターが918というのがなんとも惜しいが仕方がない。これが今の信用値なのだろう。


話を戻すと、ここで言っておきたいのはレターが多いとか少ないとかの話ではありません。
僕にとっては何にも変えがたい数字だということです。


というのも、
下さい!と言って貰ったレターがないので、
受け取ったレターを開くと9割近くが
「ありがとう」「嬉しかった」
などの言葉で埋め尽くされています。
(あとの1割は通りすがりのお裾分けなどで頂いた)

なので開く度に嬉しくなります。

最初は受け取ったレター総数が大事だと思っていたけど、最近になってこの数字よりも中身の方がよっぽど大切なことに気がついた。



昨日たまたま見かけたツイートなので、誰なのか忘れてしまったけど、
「現状の受け取ったレター総数は、信用値というよりも、その人がオープンな人なのかクローズドな人なのかの目安」
という言葉はまさしくだと思った。
(もちろんそのまま信用値に直結されている方もたくさんいますが)


今は普及をメインに活動されている方と、贈り贈られが楽しいという方が多いので、
下さい!と言えば贈ってくれる人がいる。
現状(普及段階)においてはめちゃめちゃ良いことなんだけど、
ユーザーが増えていくとそうもいかなくなる。


正直今はお祭り状態な感じがしていて、
これはこれで面白いのは確かなんだけど、
下さい!といえばレターが貰えるというは、レターの価値が軽く見られる原因にもなっている。
なのである段階から少しずつ使われ方がシフトしていくんじゃないかなーと予想している。


だけど理由があれば当然支援したくなる。
そこで重要になってくるのが信用値。
先にも書いたように「受け取ったレター総数」では現状測りきれないので、僕がレターを贈る時はその人のTLとかを結構見る。
そこで「この人ならいいな」と思える人にのみ贈っています。
(エラソーでごめんなさい)



そしてこの考え方は、当然ブーメランとして自分に返ってくる。
前置きが長くなりましたが、ここからがレターポットを通して感じたことの本題です。



正直に言ってしまえば、1日目・2日目あたりは「どうすればレターを貰えるのかな」と悶々としていました。「結局自分の信用値なんてこんなものか」とか「結局声の大きい人じゃないとペイフォワードは成立しないんじゃないの?」とか思っていました。


ところが3日目あたりから、「昨日はありがとう」や「お疲れ様」などなどレターを頂けるようになったんです。
これには本気でビックリしました。
と同時に、自分の行動は無意味じゃなかったんだと安心しました。


そして今までなんの繋がりも無かった僕でさえ、全く関わったことのない人達から918レターも頂いたことからたどり着いた(10日目現在の)結論は、


レターポットは信用を可視化するものというよりも、
自分の言葉や行動・態度、人への想いや貢献度などなど、あらゆるプラスの面を試され、考えさせられる装置だということ。


レターポットを意識することで、普段の生活での言葉や態度なども気にするようになった。
率先して動くことも意識できるようになった。


これが更に洗練されていくと、
『結果として』現実でもレターポットでも、
信用は可視化されていく。


「この人イイね」と思われれば、クラウドファンディングやPolcaなどで支援してくれる人が多くなる。
ただ単純にお金を集められるということではなく、そこには温かい空気感が存在する。
そしてそれはその後の活動にも確実に良い影響を与えてくれる。


こういうことを改めて考えさせられただけで、
レターポットには十二分に価値がある。


レターポットユーザーが増えて、
こんな風に感じる人が増えたら、
世界は見たことのない景色に変わるのかなーとちょっと期待している。
いい加減「真面目(正直)な人が損をする世界」は終わりにしたい。


なので、こんな何もない僕ですらレターを頂くことができるので、「下さい!」の前に行動を起こすことをオススメしたいと思います。


あともう一つ期待していることは、
今レターポット × ◯◯といった感じで、色々な物や事と掛け合わせる使い方。
どんなことが起きるのか楽しみ。

面白い世界になってくれれば良いな!



ちなみに。
未来のことを考えたついでに書いておくと、「世の中に出回るレターの総数が増えると、1レターあたりの価値が下がる(無くなる)から意味がない」
という人がいるけど、

全体(または個人)の一月の購入量に制限をかければ調整できるし、
運営やOWANDAYSさんのような取り組みをしている企業は、受け取りのみのポットを用意して、レターの終着点にしてしまえば、世の中からレターが減るので有りだと思っている。
しかもこの場合、企業の信用に直結する形になるので、これはこれで面白いと思う。


あとレターポットに換金は必要ない。
本気のレターを頂くと分かると思うんだけど、
「1文字5円で、20文字のレターが届いたから100円分の価値だ!」などとは誰も思っていないと思う。
そもそも想いを換金するという発想がちょっとね。


そして想いと言えば
「手紙の方がいいと思う!」という意見もちらほら見るけど、要は使い分けの問題なのでいちいち張り合う意味が分からない。


といった感じでダラダラと書いてしまいましたが、
10日間レターポットに向き合った感想はこんな感じです。


最後まで読んで下さってありがとうございました!


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