聴く時(伝え返し)は you メッセージ、伝える時は i メッセージで | 仕事を価値あるものに、職場を価値ある場所に

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中小企業診断士・生涯学習開発財団認定コーチ・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
コーチング、カウンセリング、コンサルティング。ニーズに合わせ最適なものを活用したい。 人が生きる場を支援したいです。

よくコーチングやカウンセリングでは、伝える時には i メッセージで伝えましょう

という話はされます。

 

僕はこれに

聴くときは you メッセージで と加えるとよりわかりやすいと感じています。

 

傾聴の伝え返しはオウム返しともよばれていて

とても乱暴に解説すれば

 

もう会社をやめたいんです 

(あなたは)会社をやめたいんですね

 

と帰す手法です。

自分の意見や評価、価値観や受け止め方に左右されず、そのまま相手の意見や気持ちを受容・共感する

ためには、当然そこに自分の意見や評価は入る余地はありえません。

だから主語は あなたは になる。 あなたという人格を中心に話すから 来談者中心(パーソンセンタード)

 

それに対し、私の受け止め方、意見や感情などを伝えるのは、私の価値観、意見、感情だから
主語は わたし になる

わたしは、このように感じました。わたしはこう思います。

これは誰の言葉や感情かを明確にする主語
考えてみればあたりまえの国語です。

あなたはひどい人ですね(それは客観的事実?自分の意見?)
自分の意見を言っているのに you メッセージなのは、ある意味、言葉の責任を負わない表現です。

でも相手の言葉を受け止めるメッセージ
(それはメッセージといってもいいのかな?=あなたのことを肯定的に受け止めていますというメッセージだからいいのかな?)
は 相手の言葉や感情だから 主語は 相手になる
自分の準拠枠にとらわれず、透明の自分で、あなたはそう感じていると言っているのですね と受け止めている言葉

主語が省略されるからこそ、主語を大切にする姿勢が大事なのかな?って思います。