先日、お料理を教わる機会がありました。

 

それが【鰊の山椒漬け】。

 

鰊の料理といえば、京都で鰊そばを食べたことがあるなぁくらいしか、記憶にないんです。

 

鰊料理をほとんど知らない自分ですが、福島の郷土料理、「鰊の山椒漬け」を教わりました。

 

作り方はシンプルな方だと思います。

①にしんを米のとぎ汁で戻し、2~3回水を入れ替える(一日)。

 

 

②鰊の背びれ、骨をとり、水で洗い流す。

③しょうゆ、さけ、酢を2:1:1の割合で漬け汁を作る

④たっぷりな山椒の葉を用意して、山椒の葉とにしんを交互に重ねて、

 

 

最後に漬け汁をひたひたになるまで入れて

 

 

おしまい!

 

火を使うことはなく、いたって簡単!って思うんですが、これを作るとなると今までの料理で一番時間がかかったかも。

 

時間がかかったポイントその① 鰊を準備する。

まずは鰊。【本乾】というタイプの身欠き鰊を準備。スーパーには販売していないのかな??。

鰊を手にするのに、ネットで購入するほうが早いのか悩みましたが、たまたま近場に乾物屋さんがあったことを思い出し、鰊をゲットできました。

 

時間がかかったポイントその② 入れ物の準備。

漬けるための入れ物が家にありませんでした。漬け汁に酢が入るので、プラスチックケースはお勧めできないとのことでしたので、瓶素材を探すことになりました。

作っていた先生は「会津本郷焼」の器を使っていましたが、これがかなり格好の良い器でした。欲しいなぁなんて思ってしらべたら、結構なお値段します・・・。なのでうちは瓶素材で漬ける事になりました。

 

ちなみに上記ふたつはカミさんが用意してくれました。

ありがとうございました。

 

時間がかかったポイントその③ 背びれと骨をとる。

慣れていないのもありますが、結構時間がかかりました。

5匹分くらいだったけど、なんだかんだで30分くらいかかりましたね。

 

時間がかかっているポイントその④ 1週間漬け込む。

いま、その段階です。水曜日には食べそうです。炙って食べたりもお勧めみたいで、楽しみです。

ちゃんとできるかなぁ。

 

それから今回は山椒の葉をいただくことができましたが、山椒の葉についてもポイントがあります。

 

 

時間がかかりそうなポイント その①山椒の葉を準備すること。

山椒の葉ってお値段高いんですね。

育てることもできるようですが、山椒を育てるのは難しい!なんてネット上で書いてあったし、山椒の葉を手にするのもなかなか時間かかりそうですね。

 

火は使わず、味付けも難しくないけど、準備する段階で少し壁にぶつかる、鰊の山椒漬け。

パッパッと料理できるのも面白いけど、準備することから時間がかかるのも面白いと思います。一つ一つ揃えて、完成へ近づいていく様が好きだなと。

それから、東京で育った自分は郷土料理がないので、こうやって学ぶ機会があったことに感謝しております。

 

この鰊の山椒漬けを父親の味にできるかどうかは水曜日に判明します。

頂いた鰊の山椒漬けはおいしかったから、どうか美味しくなってますように!!