いつも読んでいただきありがとうございます。


オガワ徒手治療院の小川です。


今まで何度か来てくれている腕が上がらない方の話を今回はしようと思います。


…途中で脱線したら…あしからず。


さてさて、腕が上がらないと言う症状を聴いた時にどんなイメージをされますか?


簡単に言えば…


どの方向に上がらないのか?


どの角度までしか上がらないのか?


片方か?両方か?


ってことが想像つきますよね。


あとは…


腰の後ろに手を回せるか?(結帯動作)


頭の後ろに手を回せるか?(結髪動作)


とか…


背中で両手を握れたり触れたりするか?


とゆーのもありますね。


私達の仕事は…


それを確認したら、何が原因かを考えなければなりません。


身体のどこが原因で肩が上がらないのか?


この命題を “ 身体に触れる前に ” 解かないといけません。


それは、視診や問診によってヒントを拾ってイメージして導き出すんです。


視診とは字のごとく視て診断をすることです。


例えば…立ってる姿や座ってる姿を見てチェックする静的な方法や、歩いたりしゃがんだり動いてる姿をチェックする動的な方法があります。


問診とは字のごとく問いて診断することです。


簡単に言うと話を聴くって事です。


いつどんな動作で痛みが出るのか?とか仕事の姿勢や動作、生活環境や習慣なんかも重要な要素になってくるので必ず聴きます。


ザックリですが、そーゆー事をして必要な情報を集めて構築していくんです。


ひと言で『腕が上がらない』と言っても症状は多岐に渡りますし原因も様々です。


皆様には…肩が痛いからと言って肩が原因とは限らないことを知って欲しいんです。


今回のケースでは、背中が問題でした。


脊柱の胸椎部の動きが悪いことが一番でした。


座っていても猫背姿勢気味で脊柱の彎曲がないようなくらいになっていました。


細かい点を挙げたら他にもあるし、全体的な要因は大きいんですが…


一番変化が出たのは背中でした。


脊柱の彎曲が緩やかになりすぎていて頭の位置が前へ…一見背中は丸く見えますが…全体的な脊柱の彎曲が緩やかすぎるため、背中がなくなっているような状態でした。


全身をチェックし、動いてない筋の緊張をゆるめてバランスをとったのちに…


力が入るべき箇所に力を入れながら背中を作ると…


横から見て鼻の位置までしか上がらなかった腕が耳のやや後ろまで上がるようになりました!


受けた彼も驚いていました(笑)


腰回りや股関節などをメインに全身の動きやすさを出すように誘導して…


…すると


さらに上がる角度や上げやすさが改善!


不思議がりながらも喜んでくれていました。(^^)


肩がつらくて上がらない…痛くて動かない…重たくて動かしにくい…


そんな方々…


意外と原因は肩じゃないかもしれませんよ?



【オガワ徒手治療院】


治療院HP→ http://kgtd21.crayonsite.net



近頃、遠方から来ていただくこともあります…誠にありがたいことに…σ(^_^;)


困ってる方がおられましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!m(._.)m