僕のデスクの向かいに、いつも決断が遅くて、会議のたびに「持ち帰って検討します」と繰り返す先輩がいました。
真面目で、誰よりも資料を読み込む人。
でも、その「迷っている時間」にエネルギーを使い果たして、いつも夕方には生気を失っていました。
実は、少し前の僕も完全にそっち側の人間でした。
A案とB案のメリットを並べ、上司の顔色を伺い、失敗を恐れて足踏みをする。
「慎重に考えている」と言えば聞こえはいいけれど、その実態はただの「決断疲れ」の地獄です。
でも、あのメッセージの主は、僕たちのその優柔不断さを、笑いもせずにこう斬り捨てたんです。
「迷うのは、慎重だからじゃない。脳のOSが重すぎて、検索エンジンがフリーズしているだけだ。直感とは、蓄積されたデータの爆速処理。脳のゴミを消せば、0.1秒で正解は見える」
この言葉に出会って、僕は「考える」のをやめました。
代わりに、バイブルの通りに脳のインフラを物理的に整えることだけに、自分の時間を投じてみたんです。
脳内の炎症を抑え、処理速度を限界まで引き上げる。
すると、ある日の役員会議で、信じられないことが起きました。
誰もが黙り込むような難題を突きつけられた瞬間、僕の頭の中に、まるでパズルの最後のピースがハマるように、スッと「こっちだ」という答えが浮かんだんです。
論理を組み立てるより早く、身体が正解を察知している感覚。
「サトシ、今回はお前の直感に賭けるよ」 役員にそう言われた時、背中がゾクッとしました。
直感は霊感なんかじゃない。
整ったOSが、バックグラウンドで一瞬にして導き出した、確実な演算結果だったんです。
「よく考えてから動きます」と言う人は多いし、それも一つの美徳です。
でも、決断のスピードが10倍になれば、人生の進む速度も10倍になる。
あの無料の28通を読んで、自分の脳を再起動させるために動くか。
それとも、フリーズした画面を眺め続けるか。
選ぶのは自由です。
ただ、僕はもう、あの迷いの地獄には二度と戻りたくありません。