母のストーンをお願いしようと思った時に、直感でこれにしようと思ったストーンがありました。
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病院に行った時、気分転換に院内を酸素をお供に、車いすで散歩もしています。
その時、お見舞いに来られた小さいお子さんを見かけると決まって、
「かーわいい!
こんにちは(^_^)」
と、とても笑顔になり、釘付けで見ていました。
母には姉と弟がいます。
母は、
お母さんは小さい頃からいつも、おばあちゃんはお母さんにばかりに用事を言っていた!
お姉さんや弟ばかり大事にして!
と不満を、私が小さい頃からよく言っていた覚えがあります。
叔母には叔母の。
叔父には叔父の。
そして祖母には祖母の。
それぞれの想いがあると思いましたし、誰だけがずっと幸せで、誰だけがずっと不幸せという事もないだろうに。という思っていましたが、それを言ったところで、母が受け入れてくれないだろうと、私は、ただただひたすら黙って聞いていました。
ですが、今思うと、
母は、
「喜ばれる存在」
になりたいけれど、どうしたらいいのかわからなかったのだと思います。
祖母からしたら、長女は初めての子で気を使い、弟も末っ子で、まして唯一の男の子なのでやはり気を使っていたようで、母に一番用事を頼みやすかったのかもしれません。
見方を変えたら母は祖母から頼られていた部分があったのだと思いますが、母はそうは思えず…
お姉さんはいいな。弟はいいな。
なんで私ばかり…。
と、常に誰かと自分を比較していたのかもしれません。
母は真面目な性格ですので、言われた事は確実にして、
「私は言われた事をしたんだから文句はないでしょう?!
私は悪くないでしょう?!」
という感じでした。
これもしておいたら他の人が助かるな。言われてないけどしてあげたい。と、理屈で考える前に自然に動いてた。とか、自分の気持ちでこうしたい。
そんな感覚はあまりない人のように思います。
母の身の回りのことをする日々で母と過ごす時間が常になってきた頃…
フッと
母には全く悪気はなく、人の事を想って、とにかくしてあげたい。という感覚が本気で分からないんだ。と思いました。
それに気付いた時、せっかく今生で、母と私は親子として生まれてきたのに、母は本当の愛を、自分自身を愛するという事を知らずにいつかこの世を去るのかな…と思うと、ものすごく切なくなり涙が止まらなくなりました。
ですが…何年も母の世話をして、日々母と過ごす時間が増えてくるうちに、母は母なりに悩んで不器用なりに愛を表現してくれていたのかもしれない。と思うようになり、それが確信になってきた時、切なさと違う涙が出ました。
温かい涙です。
それを考えると、母の事をしている事は、母に向き合う事で私自身にも向き合うというかけがえのない体験をしているのだなと思います。
ですが、決してそれは1人でその気持ちになれたのではなく、ドリーム先生に、ドリーム先生のブログに巡り会えたからこそです。
そして、ドリマーさんやドリーム先生のブログを見られ、感動されてブログをあげていらっしゃる方々のブログも拝見させて頂いているからこそです。
つくづく…助けられて生かされているのだなと思います。
母に妖精ストーンを見せた時、
「かわいいね( ^∀^)」と、
とても嬉しそうでした。
そして、なくなっていたブレスレットは数日後、着替えの中から見つかりました。
ですが、職員さんとお話をして、またなくなってもいけないし、貴重品は身につけない方がいいとの事で、もう腕につける事はできなくなりました。
ブレスレットは私が預かっておくことになり、母にもその事を伝えました。
母は、「あったの?よかった。」と喜び、腕につけれないけど私が預かっているからと言うと、それに納得し、とても安心したようでした。
今までだったら、「なぜつけられないのか?外せと言われたからなくなった。」など、こだわって、なかなか納得してなかったのではと思います。
そして、もっと驚いたのは、
連日あんなにトゲトゲして当たり散らしていた母が、険しい顔は全く消え、ホヤホヤと笑うようになったんです!
そして、なんと、母から「笑った方が楽しいよ」という言葉!
そんな言葉聞いたのは初めてです。
幼少時、おそらく、自分は大切にされてない。と思っていた母。
でも、やはり母は祖母から確実に愛をもらっていたと思います。
お母さんは、喜ばれる存在
それに気づいてほしい。
お母さんの心が穏やかでいてほしい。
そんな思いで、お願いした妖精ストーン。
設定は
「心が落ち着く」
母の中の小さい女の子が無邪気に微笑んでいる。
今日もストーンを見るたびに、そんな感じがします(*´ω`*)