げんきママです
こんにちは。
DVDで謝罪の王様を観ました。
かなり期待をしてみたけど、その期待を超える、素晴らしい作品でした
最近観た邦画の中では、ピカイチ!
”心から謝る”ということ、そして、きちんと謝ることを、どう演出するか、かなり勉強になります。
接客業の方はもちろん、会社員、お子さまをお持ちのお父様お母様には、
ぜひ、一度ご覧いただきたい映画かと思います
謝ることには、きっちとしたルールがあります。
それを逸脱すると、大変なことになります。
そして、タイミングを逃すと、1だった失敗が100になります。
この映画は、”謝ることを失敗した人が、どう挽回するか”これに焦点が当てられています。
最初の謝る絶好のタイミングに失敗して、相手は更に怒っている。
その最悪の状況をどう解決するか、がテーマです
私は、若い頃、謝ることが苦手でした。
悪いと思っても、どんな感じで謝ればいいのかがわからず、
心の中では謝る場面だとわかっていても、適切なタイミングできちんと謝れず
相手をさらに怒らせてしまう。この映画にでてくる人々と同じ人間でした
忘れられないエピソードが一つ。
今も、”♪にんげんっていいな”(日本昔話)をきくと、イヤーな気持ちになるあの事件。
♪くまのこみていた、かくれんぼ。おしりを出した子一等賞!♪っていうあの平和な歌です。
あの何の攻撃性もなさそうな歌が、私のトラウマになとうとは・・
19歳の頃、イベントでアルバイトをしていました
GWや休みの日に、百貨店やスーパーの広場で、お子さんを集めて、行う、イベントやショーで、
私は音楽担当をしていました
キーボードの音に合わせて、MCのお姉さんが、しゃべったり歌ったり
その当日は、日本昔話の紙芝居風イベント、題目は忘れもしない、”わらしべ長者”。
派手なイベントではないけど、子どもたちが真剣に話をきいてくれています。
MCのお姉さんの話の抑揚に、子どもたちも、息をひそめたり、大笑いしたり
いい感じで、イベント後半、宴もたけなわ、最後は、日本昔話のエンディングテーマ
”人間っていいな”をみんなで歌って、盛り上がって終わりーっていう展開
みんな楽しく、歌を歌っています。子どもたちの声も大きくなってきました。
もりもりと、盛り上がってきました。
いい感じです。このままエンディングに突入!
と、そんな中、突然、私の記憶がふと飛び、演奏を中断。
コード進行を忘れて、音楽を一瞬ストップさせてしまったのです
音とともに、MCのお姉さんも歌うのをやめ、
会場も子どもたちの声もピタッと止まり、2,3秒のことだったけど、1分以上に感じた空白
そこからどう立て直したかは、記憶にないほど、真っ白
ショー自体は、なかなかの出来だったけど、このエンディングで、最悪なイベントと変身してしまい、
スポンサーさんには、苦い顔をされ、二度とこのイベントに発注はこなくなったという事件
その現場で、当然、私は謝るべきでした。
事務所のマネージャーも怒りまくっています。
すぐに平謝りして、当然!そんな場面
普通誰でも、その場で”申し訳ございません~~~~!”って深々と10秒、謝ると思います。
それが、謝罪の基本その場で、すぐに、誠意をもって、謝る。人間の基本です。
それなのに、あの時の私ったら、
”あー、なんか、すいません”みたいなことを、軽く言ってしまった記憶
悪い、ヤバイ、わーーーーって心の中ではパニックっていたのに、そんなかるーく謝ってしまった記憶。
現場ドン引き、会場の関係者はものすごく怒り、あきれ、口をきいてくれなくなりました。
20年以上たった今も、
♪人間っていいな♪(♪いいな、いいな、人間っていいな~♪←よくない)を聞くたびに、
あの日の、あの場にいた人たちの、あの顔を思い出すのです
本当に、本当に、申し訳ございませんでした
こんなところで、今更謝っても、ほんと、今更ですが
謝罪にはルールがあります。
・スピード
・誠意
・そして、演出です。
見事に、すべてがありませんでした。
この映画”謝罪の王様”を観ると、あなたも”謝るということに対する価値観、意味、これからの準備、心構え”が変わると思います
もし、本当に謝らないといけない場面がきたら、こんな風にきちんと謝れる自分になっておいたほうがいいです。
もしかすると、自分が本当には悪くなくても謝る状況だって、生きているとあると思います。ちょっと納得いかなくたって必要ならば、きちんと謝罪する。謝罪したと相手に理解してもらえる自分になっておきたいです。
この謝罪の王様を観れば!謝るということを真面目に予習することができます。
面白いし、勉強になります
ぜひ、みなさま、ご覧下さいませ。