男性って、容姿を褒められると、嬉しいのでしょうか?
最近はさっぱりですが、私も以前は、まれに褒められることがありました。
本当にまれです。だって、印象に残って、覚えているぐらいですから。
演劇部のお姉さんから、あなたハンサムねって、大学の校門でナンパされたことあります。
単に演劇部の勧誘という噂もありますが……
ワーホリでオーストラリアに滞在中に、韓国人の女の子から、郷ひろみより格好いいって、言われたことがあります。
んなわけないですw
ヨーロッパに駐在中、現地採用の日本人の奥様方から大人気だった時代がありまして、可愛い顔してるって、言われてました。
アラサーのときは、アラフォーの奥様方からなぜかモテたなぁ……
覚えているってことは、嬉しかったのだと思いますが、自分ではまったくイケてないと思っていましたので、どちらかというと不思議に思う気持ちの方が強かったです。
でも、そういうお世辞も30代までで、40過ぎてからは、まったく言われなくなりました。
仮に言われたとしても、全く嬉しくないです。何か企んでいるに違いない、と思うだけです。
若く見えるってのは、今でも結構言われます。これも、全然嬉しくないです。
なぜなら、何の価値もないからです。
年齢差は数字で表すことができる絶対的なものです。年齢の壁はいかんともしがたく、年上NGの女性には、若く見えるとかまったく通用しないです。歳よりも老けて見えないのはよかったかな、と思う程度です。
若く見えることを自慢する男性がいるみたいですが、何が嬉しいのか、まったくわからんです。
20年前、パートナーに振り向いてもらうために、彼女を褒めたたえまくっていたら、こう言われました。
私が売りにしているところ以外を褒められても嬉しくないわ
最初に言われたときは、よく意味が分かりませんでした。
でも、今なら、少しわかります。私は容姿を売りにしていませんので、容姿を褒められても、全く嬉しくないのです。
文才を褒められることがありますが、小学生のときは嬉しかったですが、今はそれも私の売りなんかではないです。なぜなら、上には上がいることを嫌というほど知らされましたから。
優しいって言われることもありますが、偽りの優しさであることを自覚しているので、それにも反応しません。
こうやって考えると、褒められて嬉しいことって、自分には何もないような気がしてきました。