婚外が楽しいです。

 

 素敵な女性にデートしてもらったり、エッチのお相手までしていただいて。

 

 でも、これは独身時代とは違う形の恋愛です。

 

 当初、私が婚外に求めていたのは、本気の恋愛でした。そもそも、婚外と普通を区別していなかったのです。

 

 いやはや、そのおかげで、最初はご迷惑掛けまくりでした。

 

 

 野球マンガで、弱小野球部に入った野球大好きな主人公が、やる気満々で、優勝目指して地獄の特訓を部員に強いた結果、

 

 もうお前にはついていけない

 

と言われてしまう、あのシーンにどことなく似ていると思いました。

 

 みんな優勝なんて目指していないのです。楽しむために野球をしているのに、ガチで野球しようって言われても困るわけです。

 

 そんなことを全く知らなかった私は、優勝目指して頑張ろうって、みんなを誘いまくって、空回りしまくりだったのでした。

 

 マンガだと主人公に共感した仲間が出て来たりするところですが、現実は厳しいです。誰も共感してくれません。それどころか、そんなに熱くなってないで、もっとスマートに楽しもうよって、私をそっち側の世界へと引き込んで行ったのです。

 

 マンガだとこれでは話にならない展開ですが、現実ではこっちの方が楽ちんで楽しいので、こっちに行っちゃいますよね。

 

 何人かの方から優しく手解きを受けることになりまして、戸惑ったり、失望したりしながらも、何とか楽しめる今の形に、ようやく辿り着いた感じです。

 

 

 でも、思うのです。これが本当にやりたかったことなのかな? って。

 

 体育会のガチの部活ではなく、和気藹々のサークルで遊んでいて、楽しいって言えるのかって。

 

 楽しいんだよなぁ照れ

 

 お利口さんになっちゃったようです。