Tales from the Moonbow 【Departures】 | Satoオフィシャルブログ「カフェの窓辺から」Powered by Ameba

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Tales from the Moonbow
-Moonbow Chaserが310倍楽しくなる(かも)-


【Departures】

「月虹(げっこう)は夜間に月の光により生じる虹。光が弱いために色彩が淡く、虹が七色ではなく白く 見えることから、白虹(はっこう)とも呼ばれる。月虹の見える原理は、昼間の虹と同じである。
月虹がよく観測されるハワイ諸島のマウイ島では、これを見た者には「幸せが訪れる」「先祖の霊が橋を渡り祝福を与えに訪れる」と言われている。南米の世界遺産イグアスの滝や北米のヨセミテ滝でも、満月の時に見ることができる。
映画『ホノカアボーイ』では、作品のキーワードにもなっている。」(Wikipediaより)


月の虹との不思議な出会い以来、ネットで検索し、文献を買い漁り、調べれば調べるほど魅了されるその神秘的な存在。

まず、どこに行けば出合えるのか。
月虹が過去に観測された場所を洗い出す。

ハワイ/ハワイ島(マウナケア山/キラウェア山)
特にマウナケアは天体観測ツアーが有名で、その帰りにスコールに降られたが月虹に遭遇、といったケースがネット上に多数見受けられる。

ハワイ/カウアイ島
月虹写真家である高砂淳二氏が、最も数多く月虹を撮影している島。 田舎の島のため、月虹の観測はしやすい環境と思われる。 カウアイ島西部のワイメア渓谷州立公園での観測も有名。

ハワイ/マウイ島
古くから月虹の観測地として有名な島。

ミクロネシア/ジープ島
直径34メートル、外周110メートルの小さな島。
「虹の島」と呼ばれ、月虹のみならず昼間のダブルレインボー、トリプルレインボーも観測される。

沖縄/久高島
沖縄本島から船で20分程で到着する「神の島」。月虹観測記録がある。
琉球の創世神アマミキヨは初め、久高島の北端に降り立ったと言われている。

沖縄/石垣島
数年前に月の虹が観測され話題を呼んだ。

ニュージーランド
具体的な月虹観測地など情報は少ないが、その気候から昼も夜も虹がバンバン観測できる。

ザンビア-ジンバブエ/ヴィクトリアの滝
月の虹の観測ツアーがあるほど、滝壺周辺に発生する月虹は有名である。

アメリカ/ヨセミテ国立公園
ヨセミテの滝での観測が有名。

その他、オーストラリア、イースター島、日本国内でも群馬県、小笠原諸島、伊豆諸島(三宅島)などでも観測記録がある。


次に、実際に観測するコツは何か。

月明かりが強く(満月前後)、スコールや滝の水しぶきなど月明かりを反射する水分が空気中に存在するタイミング。その際、月を背にするように反対側を向き、月虹を探す。
• 月の反対側が見通し良く、明かりの少ない場所
• 水分に光が反射して虹が映し出される「角度」から、ムーンライズ、ムーンセット時が狙い目である。
• 観測地によっては雨期乾期など降水量も考慮する材料となる。

得体の知れないものの輪郭が、少し掴めてきた。


そして、この旅の目的。

「幸せを呼ぶ」「”最高の祝福”を意味する」と伝えられる月の虹にアクセスし、映像、写真、執筆、デザイン、様々な創作...
非日常の中で生まれてくる作品、そしてその過程も丸ごと、表現として発信してみること。受け取ってもらうこと。

それがきっと、月虹が意味する「幸せ」「最高の祝福」の共有になる—


まずは試しに一人で。Moonbow Chaser ソロ活動。

「ソッコー観えちゃったらどうしよう」なんて心配もしながら…
2014年6月満月の夜、天体観測のメッカ・沖縄は波照間島へ。


-つづく-

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