【奈落家】白髪を染めに行く奈落 | 同人的日常

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奈落家のある暮らし

■キャプション
奈落の人間換算年齢23歳なのは知ってるけど、実年齢は50歳でいいの? wikipediaにはそう書いてあるけど…? でも50歳くらいなら十分、白髪染める年齢ですよねw 見た目は若いけど。でも奈落は若白髪っぽそうw 今回、本編長めです。

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■まえがき

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

※ 奈落家のいつもの設定確認

・いつもは、設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回は、犬夜叉本編のようでちょっと違いますw)

・奈落家の服装は、原作通り。

・奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見城に一緒に住んでいる設定です。

ストーリーのジャンル:ほのぼの・ギャグ

では、ブラウザの方は次のページから本編どうぞ!
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神楽「白夜ぁー、奈落どこ行ったか知らねぇー?」
人見城内で白夜の居場所に見当をつけて
姿を探しつつ用件も叫ぶ神楽。

神楽「なんだよ、神無。
いきなり後ろに立ちやがって。
ん!?」

神無の抱えた死鏡には、
妖狼族の若頭とたくさんの狼たちが映っている。

神楽の心中「こいつ…
鋼牙とかいう妖狼族の若頭…
この城の近くまで来てるのか!?
偶然か? それとも…」

神楽「おい、神無。
奈落はこのこと知ってんのか?」

神無「知らない…。いない…」

白夜「姉さん、奈落を探してるんだろ?」
突然、ひょっこりと姿を現した夢幻の白夜が
会話に加わる。

白夜「奈落なら近くのスーパーに併設された
白髪染め専門店に行ったぜ」

神楽「ふうん…」

神無「神楽…」

神楽「たたっ殺してくるよ。
奈落の命令待つまでもねえだろ」

扇子を取り出し持ち、髪に付けた羽飾りを手に取って
人見城を飛び出して行く神楽。



一方、人見城下のスーパーに併設された
白髪染め専門店にやって来た奈落。

見た目は23歳ながらも実際は50歳ということもあり、
また最近、特にはねっ返りの娘の将来に頭を悩ませていたため、
白髪がかなり目立つようになってしまったのだった。

そして、ここの白髪染め専門店は、
オシャレ染めも含め、髪色の相談にも乗ってくれるものの、
ブローとセットはセルフのため
高級な薬剤を安く提供できるとのことで
しかも初回なら特別価格の1650円で染められ、
それが決め手になり、奈落は来店を決意し、
ウェブで事前に予約してやって来た。

料金は前払いで、入り口近くの精算機に
お金を入れ、初回コースを選ぶ。
出て来た券は、やって来た若めの女性店員に渡す。
コロナ下のため、女性店員はマスクを着用しており、
本当に若いかはわからない。

荷物は精算機近くの少し高級っぽいシックな黒の無料鍵付きロッカーへ。

その後、その若めの女性店員に理髪店によくある鏡と椅子の席へ案内される奈落。

簡単なアンケートをバインダーで渡され、
この店をどうして知ったのかなどの質問に

黒ボールペンで丸をつけて答えて行く。
それから、髪色をどうするか訊かれたが、
奈落の希望を店員に伝え、

一番暗い色の"2番"で染めることになった。
部分染めか全体染めかも訊かれるかと思ったが、
有無を言わさず全体染めになった。
ちょっとプチショックを受けた奈落。

天の声 神楽「へへへw」

そして時間を置くことなく染め始まり、
刷毛ですごいたくさんの薬剤を髪に塗ったくられる奈落。
独特なにおいがするが、

家で染めるほどのキツイにおいではない。
犬夜叉だったらキツイかもしれないが。

その後、他の客の一人のマダムの髪をよーく洗い終わって
さらにもう一人の客のマダムにたくさんの薬剤を塗ったくり
終わるぐらい長い時間、髪の毛をラップとタオルでくるんで
そのまま放置される奈落。
スマホをポケットに入れておけば良かったと後悔する。
奈落はスマホもロッカーにしまっていた。
隣のマダムは放置時間中、スマホを見ている。
ちょっと悔いる奈落。
鏡越しに他のマダムが髪を洗われている様子をじっと見つめる。

「ピリピリしたら言ってくださいね」と

若めの女性店員は言ったが、
向こうが若めの女性でこっちがおじさんという手前、
なんだか言えない奈落。

昨今、女性差別だ、ジェンダー平等だなどと叫ばれているが、
結局、おじさんが一番弱者であると思う。
しかし、大きく声を挙げる者はいないし、
いたとしてもおじさんは手荒く扱われても当然という風潮で
助ける者はいない。
おじさんを擁護すると
すぐそれを利用してスケベに向かうおじさんがいるゆえに
自業自得な面もかなり大きいが。
とにかくおじさんは生きにくい世の中である。

塗っている時や直後はピリピリしみなかったが、
塗り終わってラップに包まれた後、
かなり頭が全体的にピリピリして来た奈落。
このまま黙っていたら毛根は死ぬのだろうか…?
つるっぱげになってしまったら、
七人隊の煉骨とキャラがかぶるし、
煉骨と違い、中途半端にハゲた天然のハゲの場合、
犬夜叉56巻は締まりの無いラスボス戦になってしまうだろう。
その場合、作者の高橋留美子先生に申し訳が立たない。
出版社の小学館からも裁判を起こされ、

賠償金をかなり取られるだろう。
治そうにもAGAに金がかかる。

天の声 神楽「ざまぁ!w」

天の声(解説) 白夜「まぁ、ピリピリしてる時に言ったとしても
よほどのアレルギーじゃない限り、
店員は別に大した対処もしないけどな^^;」

時間と順番が来て呼ばれ、
美容室同様のやり方で髪の毛を洗ってもらう。
他人に髪を洗ってもらうのはとても心地が良い。
適度なお湯加減と力加減で
行き届いてない所が無いか等を
適度なタイミングで気遣いの言葉をかけながら
時間をかけてしっかりと洗ってくれる。

その後、セルフでブローとセット。
使った白髪染めの薬剤が良いのか、
シャンプーとリンスが良いのか、
髪がトゥルントゥルンになっている。
髪色もよく染まっている印象を受ける。
常置してある洗い流さないトリートメントも

適度にスプレーして
ドライヤーで髪を乾かし、ブロー&セット。
奈落は髪の毛が長く多いため、
かなり時間がかかった。

髪のセットが終わった後、
使ったくしとタオルはコロナ対策のため
指定のゴミ箱みたいな入れ物に入れて席を立ち、
そのままロッカーから荷物を取り出して
店員全員にちょうど聞こえるくらいの大きさで、

でも少し小声でお礼を言い、店を出る奈落。
店員らもあまり大き過ぎない声で
「ありがとうございました」と述べた。



一方、人見城を飛び出した神楽は
鋼牙との戦いで犬夜叉の加勢により
撤退を余儀なくされていた。

羽飾りで飛んで人見城に戻ってきた神楽。
神楽の心中「奈落はあたしの裏切りに気づいてねえ…。
だから妖怪どもを使ってあたしを助けたんだ」

白夜「妖怪どもを差し向けたのは俺だよ」
戻って来た神楽の心を見透かしたように語る白夜。

神楽「なんだよ、白夜。
助けてくれたのはありがてえけど驚かすなよ~」
安堵の表情を見せる神楽。

ハハハと白い八重歯を見せて笑う清潔感のある好青年の白夜。



その一方で、奈落はと言うと…。
白髪染め専門店の外はスーパーのため、
ちょうど買い物に来ていた日暮さんちの奥さんに遭遇し、
立ち話に花が咲いていた。

おわり

本編が長かったので、あとがきは無しです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ほんとに終わりです。