【奈落家】一回5000円のガチャをやってみる神楽(連れはまたまた神無。今回は白夜もいるよ) | 同人的日常

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奈落家のある暮らし

■シリーズ
【奈落家】ガチャをやってみる神楽

■キャプション
神無「…その先にあるのは光?闇?」

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■まえがき

※ 奈落家のいつもの設定確認

・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回も、実在する5000円のガチャです。
※ ガチャの内容はほんとに実話です。)

・奈落家の服装は、原作通り。

・(今まであまり明記していませんでしたが、)
奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見城に一緒に住んでいる設定です。

では、ブラウザの方は次のページから本編をどうぞ!
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人見城での公務後、
再び中古品ショップにやって来た神楽。

今日はそこに設置してある5000円のガチャをやるつもりだ。

今回は神無だけでなく白夜も一緒である。
白夜は前回の1000円のガチャの件を聞いて
興味津々で付いて来たのだった。

5000円ガチャの景品は、
ニンテンドースイッチ本体もしくはそのソフトなどである。
ソフトはともかくスイッチ本体が当たればボロ儲けだ。

白夜「本当に当たるのか?」

神無「…?」

神楽「前、2回連続でスイッチ当ててる人いたぜ」

白夜「そうも上手くいけばいいけどなぁ」

神無もコクリとうなずく。

中古品ショップの中を一通り見回った後、
入り口近くにある自動販売機のような大きなガチャの所に集合する。

さっそく5000円札を入れてガチャを回す。

ガコンッと音がして大きめの黒いカプセルが出て来る。
当たり券が入っていれば、豪華景品ゲットだ。

カプセルを開けてみる。

"滅"

神楽「滅!?」

神無・白夜「!?」

なんと、入っていたのは、
鬼滅の刃を模した
"滅"と漢字で一文字だけ書かれた
小さな缶バッジだった。大ハズレ。

神楽「5000円が!(ToT)」

白夜「これでか…」

神無「…………」

絶句する三人。
さすがに2回目をやる勇気は無い。
元々そこまで予算は無いが。

神楽「この野郎!」
だんだん、わなわなと怒りがこみ上げてきて
風刃でガチャを破壊しようと扇を取り出す神楽。

そんな神楽を白夜が羽交い締めでなだめて回収し、
その後、人見城へきびすを返す三人。

帰り。羽飾りと折り鶴に乗って
夕闇の空を翔る。
神無は神楽の羽飾りの方に乗っている。

白夜「スイッチが当たれば、万々歳だったんだけどなー^^;」

神楽「ほんとだよ。あたしがあの5000円稼ぐために
人見城で奈落と白童子にどんだけ我慢したと思ってんだ。ったく」

神無「…またやる?」

神楽「やらねえよw」
さすがの神楽も5000円で缶バッジ1個は懲りたらしい。

白夜「姉さんたち、これ」

神楽「んっ?」
神無「…?」
袖から取り出した小さい水色の包装のガムを
一粒ずつ神無と神楽に投げてよこす白夜。

白夜「駄菓子コーナーに売ってたから買っといた。青リンゴガム」

神楽「へえ、なつかしいな!」
(生まれて一年も経ってないはずだが?)

神無「…♪」

白夜「それでも噛んで気分なおせよ」
本当に気が利く白夜。

神楽「さすがだねえ。ありがとよ」

神無「…ありがと」

白夜「いいってことよ。安いしなw
…また明日からも仕事、頑張ろうぜ!」

神楽「ああ」

神無「…うん」

三人は主である奈落に生殺与奪の権限を握られていた。
だが、それでも自分たちなりに喜びを見出し、
懸命に生きているのだった。

おわり



■あとがき
こういう小さな気遣いが何気無くできる白夜は本当に紳士な超絶イケメン!w

300円、1000円、5000円と続いた、ガチャをやってみる神楽シリーズ完結です。
そんなに人気のあるシリーズではなかったですが、少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。

 

ほんとにおわり