売れ残ったビールを飲みながら、牛丼を食べた。

ブレイキンを観ながら…自分のお腹の膨らみに手を置くと、掌から暖かさが伝わる感じに何とも言えない気持ちになった。


 息子も11歳。

思春期なのか反抗期なのか、色々ありすぎて…

両親も老いていく過程で骨折したり、認知症が進んだり…自分自身の更年期突入も重なり、今年に入ってから半年なんてあっという間で。

 いつも何かを書きたくてモヤモヤしているのに、いざ書こうとすると、何にも書けなくて。


 穏やかな時間を共に大切にしたいなと思っていた人とのお付き合いは、途絶えてしまった。あまりにもゆとりがなくて。状況を分かってほしくて現状を伝えたら、会えないと勘違いされたのかもしれない。


 でも、もう追いかける気力もない。今、少し落ち着いていても、いつまたどうなるか分からなくて。申し訳なくて…自分に自信も持てなくなっている。


 若い頃から結婚願望はあまり無かった方だと思う。20代前半で一番大好きだった人と別れてから、結局、ずっと引きずってしまっている。もうあの人以上に恋しくて愛したくて、結婚したい人と出会えないと思っていることが良くないのも分かっている。でも、比べてしまう。

 やっぱり彼が最高だったし、その時の自分が最高だったと思うから。


 この人生は、血の繋がった家族のために生きることだと思っている。

自分で決めた試練。

時々、癒やしが欲しくなって誰かを愛そうとするけれど、いつも家族の誰かを支えなくてはならない状況になるのは、そういうことだと思う。

だから、やりきってみせる。


 両親をしっかり看取り、息子が結婚して、その子や孫を慈しむことが私の人生の課題なのだと信じている。

そのためにできることを、日々やっていくのだと言い聞かせている。


  お盆休みは仕事上、正直無いのだけれど、ご先祖様のお墓参りをしてこようと思っている。息子を産む前に、自分で運転して県外にも行ったように。守られていると信じて、感謝して、これからも生きていこうと決意を伝えてくる。