ブレブレですな
叔母はよわい79。姉(わたくしの母)を失いADLが低下中。その叔母が、母を見送った後、ポツリと「温泉に行ったり、少し楽しもうと思う」とつぶやく。
「おお、い~ね、行こう行こう」
「80になったらね」
「80って、あと一年以上あるじゃないの」
贔屓目に見ても脚が弱っておぼつかない。どう考えても、一年余り後を想像すると、心配なものがある。ということで、とりあえずは、奥方様と日程調整をし、手近な石和温泉へ、プチ温泉旅行へ。
12:30立川に待ち合わせ。それぞれお好みの弁当とビールを三本ゲットし、かいじ23号に乗り込みガチャン、グビリ。
食べて飲んで、一休みするともう、石和温泉駅。
エレベーター&エスカレーター&観光案内所併設立ち飲みワイン場が目を惹かれ。それ以上に目が惹かれたのが、駅前の花壇にて花を咲かせる各種の薔薇。
いや~、一瞬温泉を忘れ、撮影タイム。
各品種の説明も充実。やはり薔薇はスペシャルですな。
駅から10分かからず今回の宿”華やぎの章慶山”へ。昭和時代を彷彿とさせるオオバコ。80まで贅沢をしない、という叔母のリクエストに応えてもっとも安価なプランをチョイス。結果喫煙可の部屋に当たったため、空気清浄機のターボ機能をフル活用。反省点はそこのみで、広さも3名で申し分なく、料理も可。温泉は湯量が豊富で広く、土日やオンシーズンでない日月コースは空いていて大変に楽しめました。
ビールと日本酒で、ライク昭和な夕食を堪能。
5時のフロ開場を待って一番フロにゆっくりつかり、6:30開始の朝食も一番乗り~にはなりませんでしたが、皆さん出足が早いと聞いていたので、6:30に開場入りしてしっかりバイキング&朝ビールを堪能。夕食より腹いっぱいになってしまい。
チェックアウト後は、タクシーで一路マルスワインへ。
こちらが本日無料試飲の六本。
①~④をしっかり味わい、すっきり爽やかなオレンジライクの①をゲット。
良く出来た試飲コーナーでありました。
続いて酒蔵見学へ。地下におりて行くと、正にワイン熟成にうってつけな温度・湿度の登場。
樽には仕込み年月、テロワール等が書かれ、
かなりの数が地下に眠っておりました。
樽香がワインの熟成と相まって、あの魅惑的なTasteを醸すのね。
これがどのような工程を経て、ワインボトルに詰められるのであろうか、と頭を巡らせながら、
奥に歩を進めます。
樽の表記はなにか、勉強してみましょうかね。
イロイロ書いてあるものと、
印刷?もしくは書いてない?ものがありました。いや、裏に書いてあるのかもしれませんが
奥まで進み階段を上がると、ガラス越しに瓶詰の作業までを見ることができました。
人の手とオートメーション化が分業で、
そういえば、ですが、シャトーの入り口にいらっしゃった説明者の方も、わかりやすく丁寧になんでも教えてくれます。
作業する人々の作業中は撮らず、人を避けてパチリと。
シャトーもとても美しい風貌。
蔵と作業場に向かって左手が、試飲&販売できる建物でありました。
タクシーの運転手さんによると、沢山蔵があり、それぞれに和名の会社名とカタカナのブランド名、多いところでは3つ位名前を持っていて、我々は和名会社名で覚えているので、たまにわからなくなる~と仰っておりました。石和でこんなにあるのだから、勝沼に行ったら生産農家も含め、すごい数でしょうね。ちなみに笛吹市には12のワイナリー。甲州市内には45のワイナリーがあるようよ。
昨夜は雨でありましたが、今日は晴れて空の蒼が美しい雨上がりとなりましたね。ワインの土壌には、もってこいの風土ですな。
義兄に昨年末、マンズワインのソラリスマグニフィカ2015を飲ませていただき、ボルドーのシャトー物を凌ぐテイストに大変感動をした記憶をまざまざと思い出しました。グレイスワインといい、日本のワイン、奥が深い。①のテイストも、驚きでありました。
↓こちらは、石和温泉駅の観光案内所併設ワインサーバー。
こちらにいらっしゃった方々は、みな、ワイングラス片手でありました。
この歳になると、すべて思い立ったが吉日。プチ温泉旅行も無事終了。叔母の脚が効くうちに、プチ温泉旅行を計画しようと考えております。次は草津かな。
思い立った今、やりましょう!
では、また!!