最近読んだ本。
白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編/南 博
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僕が、最も尊敬するピアニストであり、コンポーザーでもある南博(みなみひろし)。


南博が、ジャズに出会い、銀座のクラブでピアノを弾き、アメリカに留学するまでを書いた自伝。


南博のリーダーバンド「南博GO THERE!」の演奏を初めて聴き、

彼のファンになったのが、大学2年生の時の、約5年前。


その時から、彼のホームページもチェックしていたが、

南博が、たまに昔を思い出して書いていた日記がこの本の元になっている。


既にホームページで面白い話を読んでいること、

南博の文章が決して巧いわけではないこともあり、

本そのものには、正直高い評価はできない。


しかし、自分の弾きたい演奏が全くできない銀座時代の、彼の音楽への愛情、ジャズへの憧れが伺える。

ファンなら読んでおきたいエピソードが散りばめられている本だろう。

普段東京で演奏をしており、大阪には滅多に来ないため、

彼の生演奏を聴いたのは3回程しかない。

南博の唯一無二のピアノがまた聴きたい。