米アパレルブランド「エクスプレス(Express)」が23日、“最も多くのモデルがキャットウォークを歩く”というギネス世界記録(Guinness World Record)に挑戦し、記録を更新したらしい。



そもそも「ギネス世界記録」とは何だろう?早速、Wikiで調べてみよう。





【ギネス・ワールド・レコーズ(日本国内名称:ギネス世界記録、英:Guinness World Records、ギネスブック)】は、世界一を収集した本。略称ギネス。毎年9月に発行され、様々な分野の世界一が何かを認定、掲載している。「ギネス・ワールド・レコード社」には様々な地域から申請が届く。



【概要】収録されるのは、発行元が定める「認定されたカテゴリー」の下で「認定されたルール」に従って作られた記録である(ただし達成記録数が多いため認定された全てが収録されるわけではない)。長く「ギネス(ブック)」の名称で親しまれていたが、2002年度版から「ギネス・ワールド・レコーズ」(「ギネス世界記録」)に改称された。また、2005年8月には東京タワーフットタウン3階に、ギネス世界記録を集めた博物館「ギネス・ワールドレコード・ミュージアムTOKYO」が開館している。 2008年10月に「世界で一番多くのマンガ作品を描いた」としてギネス世界記録に登録されている石ノ森章太郎が同館の名誉館長に就任した。



NHKのニュースや番組では公共放送の性質上、商号及び商品名を宣伝しないよう「世界の記録集」「世界の記録を集めた本」などと表現されていたが、最近では、ニュース番組等で「ギネス世界記録™」の固有名詞を使って紹介する様になった。



毎年11月の第2木曜日は、ギネス・ワールド・レコード社が定めた「ギネス世界記録の日」である。



【日本語版】日本語版は1966年に竹内書店が『これが世界一 記録がなんでもわかる本』という題名で発行した。1971年には同じく竹内書店から『記録の百科事典 世界一編』という邦題で発行された。



『ギネスブック』のタイトルで発売された邦訳は、1977年に講談社から出たものが最初で、同社からは1988年版まで刊行された。1989年版はエトナ出版が、1990年代以降は長らくきこ書房が手がけてきたが、2002年版(この版のみタイトルが『ギネス・ワールド・レコーズ』)を最後に取り扱いをやめた。



2003年版は日本では発行されず、2004年版からはポプラ社が『ギネス世界記録』の題名で発行している。ポプラ社版の特徴としては、児童の興味を惹きつけるようカラー写真を多用し、ページ数や掲載されている項目数がやや少ない。



2008年からはゴマブックスが『ギネス世界記録2009』を発行。メインの本に加え、日本人記録保持者の情報を集めた『ギネス世界記録2009JAPAN』、世界記録マスターになるための『ギネス世界記録検定』、3才から7才向けのひらがなで読める『ギネスせかいきろく2009きっず』をリリースしている。2010年からは角川マーケティングが出版権を取得し、『ギネス世界記録2011』の出版を行う。



【歴史】ギネスブックの発行は、アイルランドのビール会社ギネス醸造所の代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーが、仲間とアイルランドへ狩りに行った時狩りの獲物のうち、世界一速く飛べる鳥はヨーロッパムナグロかライチョウか、という議論になり、これになかなか結論が出なかったためで、ビーバーがもしこういう事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないかと発想した。ロンドンで調査業務を行っていたノリス・マクワーターとロス・マクワーターに調査と出版が依頼され、1951年にギネスブックの初版が発売された。



【登録方法】

世界一、エルヴィス・プレスリーの物真似を一度に多くの人がした時の写真登録するには、ギネス世界記録のウェブサイトから申請する。なお、必ず英語で行い、自分の住所や名前、電話番号(もちろん国際電話番号)、内容や理由などを書く。英語での申請は無料であるが、申請には6~8週間かかる。 2008年3月より、全文日本語での登録申請が可能となったが、その場合の申請料は1000ポンド(約132,000円)である。日本語プレミアムサービスを使用した場合は、通常3営業日内に連絡がくる特典がある。ただし、プレミアムサービスを利用したことにより、申請内容が認められるとは限らない。



申請内容が記録カテゴリーとして認められた場合は、ギネス世界記録本部から記録挑戦のためのガイドラインなどの必要書類が送られてくる。その後、記録挑戦内容を写真、及びビデオでわかりやすく収め、それを郵便でイギリスの本部に送る。また、イギリスのギネス世界記録本部で働く認定員に、記録挑戦の場に来てもらうよう依頼することもできるが、移動費、人件費などの費用は申請者の負担となる。現在ロンドン本部には日本人の認定員が1名おり、認定を依頼することも可能である。その後、記録が認められれば、ギネスから認定書が届く。



ギネスには毎年6万件以上もの応募が来るため、記録カテゴリーとして新しく認められるものはわずかである。通常の申請をした場合は、連絡に時間がかかるが、ギネス世界記録では必ず応募者に対して返事を送ることになっている[1]。



【記録の認定・登録の基準】申請された記録内容についての認定・登録は、ギネス・ワールド・レコーズ社の記録認定委員会が決定する。新しい記録カテゴリーとして認められるには、最低限、以下のような基準が満たされる必要がある



記録達成が証明されること

記録が数量化できること

今後記録が破られる可能性があること

記録内容が国、地域に限定されるもの、または特殊すぎるものは却下される可能性がある。



また、次のような申請内容と判断される場合は受け付けられない。



申請内容が、挑戦者本人、観客、周囲の人々を大きな危険に晒すもの

申請者以外の人が、その記録に挑戦するに値しないと判断されるもの

かつての版では、社会問題や人権問題に抵触し、倫理的・道義的に問題のある行為や、あるいは命に関わる大変危険な行為を伴う内容に関する記録がいくつか掲載されていたが、近年の版では掲載されていない記録もあり、また新規・更新の申請を受け付けられない記録もある。



過去の版に掲載されていたが、現在の版では掲載されていない記録の例



リナ・メディナによる最年少の出産記録(5歳7か月21日で出産)- かつては「最年少出産記録」の項目として掲載されていたが、現在は掲載されていない。理由は明言されていないが、女児に対する性犯罪を誘発しかねないことや、幼児婚などの人権問題を生じるため、医学上非常に危険で命に関わるためだと考えられる。

早食いの記録 - 1980年代頃の版までは食べ物の早食いの記録が掲載されていたが、記録への挑戦による無謀な早食いで命を落とす事故が多発したため、1990年代以降の版で記録が掲載されなくなり、また新規の記録の登録や更新の申請についても、挑戦者の安全に配慮されたルールに則らなければ受付けをしないと表明するようになった。

不眠の記録 - 長期間にわたり睡眠をとらないことは健康を損ない命にも関わるため、睡眠に関する記録の申請を受け付けなくなった。



【本社・事業所】

本社の所在地は、イギリス・ロンドン。

本社以外のオフィスは、現在アメリカ・NYと東京・渋谷の2ヵ所。





■世界最速の鳥はヨーロッパムナグロかライチョウかで議論した結果、ギネスブックが発行されたのは知らなかった。

※ちなみに、ハリオアマツバメが世界最速の鳥らしい。

■自分が知らなかった主な日本関連の世界一の記録(ギネス記録以外もあり)は以下の通り。

→沖ノ鳥島( 日本) - 世界一小さい島。世界一小さい無人島。面積9m²。

→谷川岳( 日本)- 遭難死者が世界一多い山。2005年(平成17年)までに781名。

→土渕海峡 - 世界一幅の狭い海峡。最も狭い所が9.93m。

→川上敏恵 日本 - 世界一長い眉毛を持つ女性。2008年1月22日現在、15.1cm。

→皇室(日本) - 記録が残る中では最も長く家系が続いている王室・皇室。『日本書紀』に載せる神話によれば、初代神武天皇から数えて2011年(平成23年)現在で2671年間、125代目とされる。史実として確実に遡りうる継体天皇から数えても、1661年間、100代目となる。

→スモーキー永田 - 世界最高速度違反を犯した人物。モーターウェイ(制限速度70マイル=112km/h)で210マイル=340km/h(ロガーデータでは317km/h)を出して141.27マイル=227.3km/h(ロガー換算だと126.98マイル=204.3km/h)オーバー。

→名古屋駅のJRセントラルタワーズ( 日本)- 世界最大の駅ビル。延床面積41万7千m²。また、世界一高い駅ビル(245m)としてもギネスに認定されている。

→京都タワー( 日本) - 世界一高い無鉄骨塔。全高131.00m。

→横浜マリンタワー( 日本)- 現存する世界一高い灯台(ただし現在は灯台として使われていない)。全高106m、棟高104m。

→牛久大仏( 日本)- 世界一高いブロンズ製人型建造物。全高120m。像高約100m。

→超・戦慄迷宮( 日本)- 世界一長いお化け屋敷。所要時間1時間、最大直線歩行距離900m。

→日光杉並木(日本) - 世界一長い並木道。35.41km。

→蓬莱橋(日本) - 世界一長い木造橋。897.422m。

→吉岡海底駅(日本) - 世界一低い場所にある鉄道駅。海面下149.5m。

→新宿駅(日本) - 世界一乗降客が多い駅。1日平均347万人。

→コスモクロック21(日本)- 世界一大きな時計。観覧車の支柱が秒針となっている。

→仁摩サンドミュージアム砂暦(日本)- 世界最大の砂時計。1トンの砂を1年かけて落とす、1年計砂時計。

→EVOLTA乾電池 - 世界一長持ちするアルカリ乾電池。松下電器産業製。使用推奨期限10年。

→セブン-イレブン - 世界最多の店舗数を展開するチェーンストア。世界15の国と地域で34,534店舗を展開。(2008年6月)

→JR東日本 - 売上高世界最大の鉄道事業者。単独で1兆8075億円。(2010年)

→任天堂 - 世界一多くのゲームソフトを売った会社。全世界で合計1兆8264億8096万7682本を売れた。

→きんさんぎんさん - 世界最年長ラッパー。

→鬼束大我 - 最年少でデビューしたドラム奏者。9歳。

→AKB48 - 世界一人数の多いポップグループ。

→劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ - 最も前売り券が売れたアニメ映画。238万4198枚。

→男はつらいよ - 同一キャストで世界一多く作られたシリーズ映画。計48作

→菅井きん - 世界最高齢の映画主演女優。『ぼくのおばあちゃん』(2008年)出演時の年齢が82歳。

→仮面ライダー555 パラダイス・ロスト - エンドロールに登場するクレジット数が世界一多い映画。および出演者数世界最多の映画。エキストラ含め全部で4,070名。

→山上兄弟マジシャン - 世界最年少イリュージョニスト。

→中村勘三郎 (17代目) - 世界一多くの役を演じた舞台俳優。804役

→笑っていいとも! - 生放送で同一人物(タモリ)が司会を務めた回数。7026回(以後も更新中)

→岩下志麻 - 1社(メナード)あたりのCM専属契約期間。28年。

→みのもんた - 1週間で最も長時間、テレビの生番組に出演する司会者。2007年10月に自己更新し22時間15秒。その他の録画によるテレビ出演時間を含めると、1週間で56時間以上

→サザエさん - 世界一の長寿テレビアニメ。

→題名のない音楽会 - 世界一長寿のクラシック音楽番組。2009年時点でのギネス認定分は1969年7月以降からの40年、認定対象外となった改題前の1964年からの分を含めると45年。

→それいけ!アンパンマン - 世界で最もキャラクター数の多い単独のアニメーション・シリーズ。1988年10月から2009年3月までのテレビアニメ・劇場版を合わせた総キャラクター数1,768点、ギネス認定。

→徹子の部屋 - 同一司会者による世界一長寿のインタビューショー。1976年2月放送開始。2011年4月27日放送分で35年、8961回(継続中)。ギネス認定。

→オールナイトニッポン (ニッポン放送制作、NRN系36局ネット)- 世界最長寿のラジオ番組。1967年10月放送開始。週6日の生放送で2007年10月1日に開始40周年を迎えた(現在申請中)

→上地雄輔のブログ「神児遊助」 - 世界で1日に最も多くの人が訪れた個人ブログ。2008年4月12日0時からの24時間のユニークユーザー数230,755人、ギネス認定。