昨年の夏、特に出たかった訳じゃないけど、なんとなく東京マラソンに申し込んだ。
 
しばらく経って申し込んだことも忘れていたある日。
スルーしていたメールを見返していると「東京マラソン参加料の入金期限が今日の16時59分まで」と書いてあるメールを見つけた。
 
エ~~~~~ッ、当たってたの~~~~~!!

東京マラソンはなかなか当たらないと聞いていたので、金魚が目の前に落ちてきた餌に反射的に喰いつくみたいに慌てて参加料を振り込んだ。
 
後日、飛行機の予約したり、ホテルを予約したりしてると、結構、金がかかる。
時間を置いて冷静になって考えると参加料を払い込んだことを少々後悔した。
 


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青太が終わって以降、ランニングのモチベーションは上がらず、ほとんどトレーニングもしないまま東京マラソン前日を迎えた。
この時点で、東京マラソンの目的は『自走東京観光』となっていた。
 
久しぶりのプライベート東京旅行♪ あそこに行こう、ここに行こうとマラソン以外の目的がたくさん(笑)
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まずは受付会場の東京ビッグサイトに行く。初めて来た。デカいな
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受付会場ではランニングイベントもやっているみたい。
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さすが日本一の規模の大会だけあって、受付開始時間前からすごい人。
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腕にセキュリティ用のリストバンドを付けられた。これはレース終了まで取ったらいけないらしい。
なんだか走る気になってきた!!
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会場内外ではたくさんの企業がランニング関連ブースを出している。
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各ブースを巡る度に、景品とかパンフレットをもらって、背中のバッグがだんだんと重くなってく。
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会場の外もいろんなイベントで賑やか。
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もうゼッケン付けて走る格好してる人がたくさんいるから、
『さすが日本一の大会は前日から気合入りまくりの人がいるんだねー』と思ってたら、
マラソンのプレイベントでマラソンをやってた!! これにはこれで驚き。
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受付会場を後にして次は、スタート地点の新宿へ。
地下鉄出口から入場ゲートまでの道順を確認する。これで明日の準備はバッチリ♪
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この後は、アウトドアショップ巡りをして、宮崎だとネットでしか見ることができない実物を見て回った。
持ってきた荷物+イベントで貰った物+買物した物をずっと背中に背負ったまま。

ここ2週間くらい軽く腰痛だったこともあって、今日一日で相当腰が疲れた。


ホテルに帰ったら、明日の準備を済ませて早々とベッドに入った。
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夜中1時過ぎ、トイレに起きようとすると、
ギャア~~~~!!!! こっ腰が~~~~!!!!

腰がこわばって激痛で起きれない。ヤバイ
急いで試供品で貰ったサンロンパスを張り、エアーサロンパス吹き付けて、ストレッチする。
気持ちは焦るけど、どうしようもないから、朝に治っていることを願ってまた寝た。



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目覚ましを仕掛けておいた5時より少し前に目が覚めた。
ゆっくり起き上がろうとすると、ギャア~~~~!!!!

まったく動けない。完全にギックリ腰をやってしまった(>_<)
転げまわるようにして、やっとベッドから下りたけど、1歩を踏み出すのがやっと。

こりゃあマラソンどころじゃない!!
そんなことよりどうやって宮崎まで帰るか、ちゃんと帰れるかの方が重要な問題になった。
タクシーを使おうにもこの部屋から出ることさえできない!!

とりあえずチェックアウトは10時、飛行機は19時、時間はたっぷりある。
身支度をスローモーションのように、ときにはやっと履いたズボンがずり落ちて時間を巻き戻されるようにして整えながら善後策を考えた。

壁に両手をついて、痛みをこらえてエビ反りに腰を伸ばしてみた。
すると腰が伸びた!! 腰が伸びると直立不動でどうにか歩ける!


ここから小さな幸運が続いた。
10時にホテルを出ると、ホテル前の道路がちょうどマラソンコースだった。(出るまで知らんかった^^;)
しかも、まもなく選手が通過するという時間。

道路柵に寄りかかるようにして観戦した。
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しかも、折り返し手前だったので、往復観ることができた。
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ハッと「ほんとなら自分も走ってたはずなのに・・・」と思い起こし、寂しく、情けなくなる。
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さて、空港に向かわねば。
泊まったホテルは、新宿まで直通で行けてしかも安い所という条件で、馬喰横山駅というあまり馴染みのない駅の近くだった。
ホテル前から最寄りに見える地下鉄降り口を目指して歩いた。300メートルくらいの距離を何度も立ち止まりながら進んで行く。
頭の中では、この前観たDVDの『運命を分けたザイル』の生還シーンがオーバーラップしていた(笑)


着いた先は東日本橋駅の降り口だった。階段を降りると、降り終わった目の前に改札がある駅だった。歩かなくてすむ、よかった。。。
さらに、電光掲示板を見ると『羽田空港行き』と書いてある。

なんと空港直通があるとは! さっきあれほど恨んだ神様に感謝した♪


昼前には空港に着いた。念のためカウンターに行き、時間変更できないか尋ねてみると、早割のチケットは一切変更できないやつだと言われた。
出発は19時5分なので、7時間待ち。しかも歩き回れない(涙)

でも、このときは無事に空港に着いて宮崎まで帰れる目途が立ったことの方がうれしかった。



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こんな感じで、東京マラソンはまさかの結末に終わってしまった。
走ることにあまり気乗りはしてなかったけど、実際に走れなかったら『走りたかった』という思いが増幅してきた。


あー、完走者メダルとフィニッシャータオル、欲しかった~