前回までのブログで、社会人としてある程度成功するためのファクターは①目的意識 ②専門能力 ③機転 であり、それらは子供の頃から①頑張ったね! ②凄いね! ③ありがとう! という言葉で褒められる事により培われていくものであるという話をしました。
また、①〜③のレベル差によって「飯が食える人」か、その中でも「ある程度成功する人」「大成功する人」に分かれるという事も話しました。
この①〜③はどこから出てきたのか?という問いに対しては、大手企業複数社でのマネジメント経験、そのうち一社での全社教育戦略マネージャー経験、3児それぞれの個性に合わせた育成経験によってこの3つに行き着いたとしか言いようがありません。
経験則ですので私の信頼性がなければ聞く意味がないかもしれませんが、そこは内容のリアリティでご判断頂けたらと思います。
まず最初の「①目的意識」についてお話ししたいと思います。最重要であり、後天的に身に付けさせる難度が最も高いファクターだとつくづく感じてきました。言い換えれば、最も早い段階から教育すべき事項ですね。
まず、私がマネージャーを務めた会社の中から文化が全く異なる3社において「ある程度成功」するために、この目的意識がどう影響するかをお話しします。
【外資系総合コンサルティング企業】
上司からは「お客様に対して、我々の高いフィーに値する価値を提供できてるのか?」を問われ続けます。「お客様を最優先に考えるのは当たり前、更にはお客様よりお客様に詳しくなって自分がいなければ業務に支障をきたすレベルまでお客様に必要とされたい!」という目的意識が高ければ高いほど成功に近づくことになります。「ある程度の成功」を目指すのであれば、お客様よりお客様に詳しくならないまでも、身の回りの全ての事象よりお客様を最優先し、「お客様からいつも頼りにされたい」位の目的意識が必要になるでしょう。
【日系人材輩出企業】
日本で目的意識を最も大事にする企業のうちの一つ。上司からは「お前は何がしたいんだ?」をひたすら問われ続けます。「自分は××がしたい!」という目的意識が高ければ高いほど成功に近づく事になります。但し、××は何であっても(例え現在の仕事と直接的な関係はなくても)良いのですが、××に対しては誰よりも拘りを持つことが求められ、それを達成するために周りと摩擦を起こし、それを乗り越える所までをゴールとされます。「ある程度の成功」を目指すのであれば、周りと摩擦を起こさないまでも、「お前は何がしたい?」と聞かれたら、やりたい事(目的)と、それに向かって今の仕事では何をしているかを瞬時に答えられるような日々の自分に対する意識付けが必要になるでしょう。
【日系製造業】
上司からは「あなたが属している組織のミッションと、それに対してあなたがやっている仕事はどう貢献してるか答えなさい」と言われます。日々問われ続けるというよりは、昇格時の面接や論文等、公のイベントの際に厳しく細かく問われます。
「自分の思いを殺してでも組織に貢献したい!」という目的意識が高ければ高いほど成功に近づく事になります。
「ある程度の成功」を目指すのであれば、自分を全く無にするまではいかなくとも、組織貢献と自分の思いの最大公約数を目的として強く意識し、日常の振る舞いやコミュニケーションをする事が必要になるでしょう。
このように3社3様ではありますが、いずれの企業でも目的意識は重要なファクターになります。
「ある程度の成功」を満たすレベルの目的意識の強さを身に付ける事は、最終的には本人の課題ですが、身に付けるまでに多くの経験・時間を要する事が多いため、親の課題であるとも言えるのです。
次回は目的意識を身に付ける難しさと、教育法についてお話したいと思います。
また、①〜③のレベル差によって「飯が食える人」か、その中でも「ある程度成功する人」「大成功する人」に分かれるという事も話しました。
この①〜③はどこから出てきたのか?という問いに対しては、大手企業複数社でのマネジメント経験、そのうち一社での全社教育戦略マネージャー経験、3児それぞれの個性に合わせた育成経験によってこの3つに行き着いたとしか言いようがありません。
経験則ですので私の信頼性がなければ聞く意味がないかもしれませんが、そこは内容のリアリティでご判断頂けたらと思います。
まず最初の「①目的意識」についてお話ししたいと思います。最重要であり、後天的に身に付けさせる難度が最も高いファクターだとつくづく感じてきました。言い換えれば、最も早い段階から教育すべき事項ですね。
まず、私がマネージャーを務めた会社の中から文化が全く異なる3社において「ある程度成功」するために、この目的意識がどう影響するかをお話しします。
【外資系総合コンサルティング企業】
上司からは「お客様に対して、我々の高いフィーに値する価値を提供できてるのか?」を問われ続けます。「お客様を最優先に考えるのは当たり前、更にはお客様よりお客様に詳しくなって自分がいなければ業務に支障をきたすレベルまでお客様に必要とされたい!」という目的意識が高ければ高いほど成功に近づくことになります。「ある程度の成功」を目指すのであれば、お客様よりお客様に詳しくならないまでも、身の回りの全ての事象よりお客様を最優先し、「お客様からいつも頼りにされたい」位の目的意識が必要になるでしょう。
【日系人材輩出企業】
日本で目的意識を最も大事にする企業のうちの一つ。上司からは「お前は何がしたいんだ?」をひたすら問われ続けます。「自分は××がしたい!」という目的意識が高ければ高いほど成功に近づく事になります。但し、××は何であっても(例え現在の仕事と直接的な関係はなくても)良いのですが、××に対しては誰よりも拘りを持つことが求められ、それを達成するために周りと摩擦を起こし、それを乗り越える所までをゴールとされます。「ある程度の成功」を目指すのであれば、周りと摩擦を起こさないまでも、「お前は何がしたい?」と聞かれたら、やりたい事(目的)と、それに向かって今の仕事では何をしているかを瞬時に答えられるような日々の自分に対する意識付けが必要になるでしょう。
【日系製造業】
上司からは「あなたが属している組織のミッションと、それに対してあなたがやっている仕事はどう貢献してるか答えなさい」と言われます。日々問われ続けるというよりは、昇格時の面接や論文等、公のイベントの際に厳しく細かく問われます。
「自分の思いを殺してでも組織に貢献したい!」という目的意識が高ければ高いほど成功に近づく事になります。
「ある程度の成功」を目指すのであれば、自分を全く無にするまではいかなくとも、組織貢献と自分の思いの最大公約数を目的として強く意識し、日常の振る舞いやコミュニケーションをする事が必要になるでしょう。
このように3社3様ではありますが、いずれの企業でも目的意識は重要なファクターになります。
「ある程度の成功」を満たすレベルの目的意識の強さを身に付ける事は、最終的には本人の課題ですが、身に付けるまでに多くの経験・時間を要する事が多いため、親の課題であるとも言えるのです。
次回は目的意識を身に付ける難しさと、教育法についてお話したいと思います。