あらすじ
本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。
男が拳銃で撃たれて死亡する。
犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。
心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ―。
第二章 「蛍蜘蛛」で驚愕、第四章「罪時雨」で唖然、最終章「独静加」で…何を見る?―。
さとりん評 80点
まるで新参者 のようなスタイル。
好き好きこういうの。ただ、時間をかけすぎるとイイ感じに登場人物を忘れてくので
この手の本は一気読みにかぎる。
ただのヘンテコな女を書いた本かと思いきや、
ラストは切ない仕上がり。
どんな女性だって、やっぱり「幸せ」にむかってるんだなぁ、と。
そこに行きつくまでに遠回りしたり間違った道を辿ったりするけど
それは人それぞれ。
ただ、主人公のシズカについて、もうちょっと情報が知りたかった。
私的には、全体のページ数もなんだか足りない感じ。
この2倍とはまではいかないけど、1.5倍くらいはあったほうが
もっとしっかり楽しめたかも。