仕事と幸福、そして人生について/ディスカヴァー・トゥエンティワン

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哲学者であり、経営コンサルタントでもあるジョシュア・ハルバースタム教授が書いた、仕事と人生についての本。

仕事論が好きなのでよくこの手の本を読みますが、哲学の先生が書いている本ってそんなになくて、学問と実業がまじりあっている感じが好きだなぁと思いました。

前回紹介した塩見さんの半農半X本のなかで紹介されていた、糸井重里さんの言葉。

 アイディアをメモすることは、アイディアに敬意を表すること。


綾部発 半農半Xな人生の歩き方88―自分探しの時代を生きるためのメッセージ/遊タイム出版

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描きだすのって、やっぱり大切だなぁと思ったのと、【描く】行為は、私にとってこの仕事と幸福、人生についてかかれた本を読んでの一番のエッセンスだなぁと思ったので、メモしたことを残そうと思います。

【余暇の過ごし方が大切】というくだりが、2回目にこの本を読んでいちばん身体にしみこんできました。

 ●良い余暇は、自分を豊かにする

 ●余暇とは、活動そのものに喜びを感じられるもの

 ●自分を向上させるためのものではなく、ただ楽しめるもの

 ●それ自体が、喜び、幸せ、豊かさである

 ●感情を生き返らせる、大切な役割をもつ



「感情を生き返らせる」作用ってのは、日々仕事と向き合って、悩んだり唸ったり凹んだり停止したりしている人にとってめちゃめちゃ大事な一言だなぁと思いました。


寝る、休むは休息であって余暇ではない。


小説や映画などフィクションの世界を体験することは余暇である。
これらは外部刺激であると同時に、自分の内面に変化を生むものでもあるから。


そう思ったときに、私にとっての余暇って何だろう?
と思ったときに出てきたのが

 本を読む

 仕事で見つけた「点(・)」を描きだして言葉にかえる

 日々考えていることを、「問い」になおして仲間と考えを出し合う


栞座を作って、日常生活で感じている課題感を出し合える場をもっていたことは、仕事と余暇の両輪がうまく回っていて、心地よい体験だったんだなぁと改めて思いました。
(がっつりやり過ぎてバランス崩したのが当時の反省だけど・・・笑)


仕事と、余暇の活動は、別々に存在するものではなく、相互作用をもち、一体化しうる。

良い余暇は、自分を豊かにし。

豊かな自分は、目の前の世界を仕事を手段にして変える。




仕事に私たちが価値を感じる時、次の4つが存在すると彼は言っている。

 ①私たちの自然な好奇心を喜ばす

 ②私たちの才能を要求する

 ③私たちの自立を宣言する

 ④「フロー体験」を提供する


これらに喜びを感じられる自分であるためにも、余暇活動で自分を豊かにしていくことはとっても大切で、余暇と仕事で喜びや楽しみの感覚を循環させていくイメージが、ストンと腹におちた本でした。


しゃかりき動き過ぎた反動でこの2か月くらい抜け殻だから。。。

元々、インドア人間で楽しみといえばゲームとブログくらいしか思いつかない人間なんですが、そういえば病んでた看護師時代は意識して心の栄養たくわえに、美術館とか色々言ってたなぁ。なんて思い出す。

しっかり休んで、また「楽しいドキドキ」を周りにちりばめようと思います(*´▽`*)