あっ、バレンタインが近いぞ


と思った時に渋谷区から保育園に届いたという

バレンタイン手作りチョコレートキット。


そりゃ、好奇心旺盛な子どもならば「つくる!」と言うでしょ。


「じゃあさ、バレンタインってゆーのは好きな人にチョコをあげるのが

日本の習わしだったりするからアナタがあげたい人に作りましょ」

ということで、彼女はパパとおばちゃんとおじちゃんと祖母と

そして伊藤沙莉ちゃんにあげる為に不器用な手で作り上げました。


出来上がったチョコをそれぞれのイメージに合わせて振り分け

伊藤沙莉ちゃん用の箱にも入れて完成。



ちょうどTOHOシネマズ日本橋での『ちょっと思い出しただけ』

舞台挨拶の司会を頼まれていたから、本日、沙莉ちゃんに

前に娘が書いた似顔絵と共に贈呈。


優しいから喜んでくれ、それを伝えたらまた小躍りして鼻歌を歌う娘。


そういえば、私は初めて誰に手作りチョコをあげたのだろう。


思い出したいけど思い出せない。


ただ、小学校の時、幼馴染みの同級生男子に

50円のチョコをあげたのは覚えている。


同じマンションだから毎日遊んで

小2だったか、野球拳やろうとの誘いに乗っかり

その子の家でやっていたら親が帰って来て以来、

その子の親に遊ぶことを禁じられた。


そしてある時、引っ越していった。


引っ越す数日前に「お前の消しゴムちょーだい」と言われ、あげた。


そんなことをちょっと思い出した。


映画『ちょっと思い出しただけ』みたいな甘酸っぱくて

どこか滑稽でなんとも切なくて、時に残酷な恋愛は

間違いなく20代からだった。


あの頃、結婚すると思ってた、私も彼も間違いなく。


なのに人生とは摩訶不思議なもので、

今はあの頃では想像もつかない家族を作っているよ、あくせくしながら。



あ、写真は、私を好き過ぎて、

最近、お風呂の桶にまで乗るようになった

6キロのプリンくんと

それを真似してみる素直過ぎる3キロに近付いてきた

マロンくんです。



23年も生きたミーシャくんもそうだった。


そして、ミーシャが永瀬正敏さんの飼っている猫に似ていると

今日、ご本人と話していたら、やっぱりソマリが混じった

MIXで同じでありました。


虹の橋の向こうでミーシャとガブリエルは元気にしてるだろうか。


ちょっとどころかやたらと思い出している私の狛猫たち。


好きだよ、ずーっと。