秋は映画祭シーズンであり

今年は

トロント日本映画祭の聞き手

東京国際映画祭オープニングレッドカーペットMC

そして10万分の1秒の音響映画祭の聞き手を務め

今月末には、みなとシネマフェスタで

『私をくいとめて』大九明子監督の聞き手として
ゲスト登壇します。


ありがたい限りでとても楽しみなんですが

映画祭に関わりながら

映画祭の在り方について考えていたんです。


トロント日本映画祭は

トロント映画祭を日本でも知ってもらうということで

野外の無料上映になっています。


更には日本映画の英語字幕を知ってもらいつつ

監督のトークショーで、映画を深掘りするものでした。


東京国際映画祭は

今年は今までと一変した内容で

コアな映画ファン向け、

ミニシアターで上映される海外の映画監督を紹介する

試みのような企画が揃っている気がしました。


もちろん海外の映画人に日本の才能を知ってもらう

海外の才能を日本に広める為の紹介、交流というのもあります。


そして今年始まった「10万分の1秒の音響映画祭」は

TOHOシネマズ日比谷のプレミアムシアターの音響設備を変えたことから

音楽の素晴らしさ、音と映画の最高の関係を体感出来るラインナップで

音楽映画達を上映していました。



最後にご紹介する

今年から開催のみなとシネマフェスは

親子でも楽しめる映画や、障がいのある方が楽しめるような

バリアフリー日本語字幕や、音声ガイド付き上映となるそうです。


素晴らしい企画だな、と思いました。


私自身は子供を持って、

障がい←この言葉があんまり好きでは無い

というものを身近に感じ

もっと多くの人が気軽に映画に触れられたらいいのにと

気付かされました。


例えばじっとしていられない子だから

映画館に連れて行きづらいとか

暗闇が怖い過敏な子だから

映画館に連れて行かれないとか

そんな親子には野外上映や

出入り自由な少し明るめの映画館上映がいいだろうし

家だけでなく、多くの人と大きなスクリーンで映画を観るって

楽しいな、と気付いてもらえたらと思うんです。


個人的には映画って、そんな高尚なものじゃなくていいと思ってて

沢山の人が楽しめるものであって欲しいなぁ、と思っています。


その為にはメジャーもインディーズもごちゃ混ぜ企画があっていいし

シネコンもそうなったら自分に合う映画を発見できる気がするんです。


ハリウッドメジャー、邦画メジャーが好きでも映画好き

アート系が好きでも映画好き

アニメ映画好きでも映画好き

ただし、自分の好みに偏りすぎると

世界は狭まってしまから

あえて自分では選ばなさそうな映画を

時には見られる映画祭で映画のハシゴをしてみたら

なんだかちょっと今までとは違う自分に会えるかもしれないから。