田中みな実さん映画初主演となる

『ずっと独身でいるつもり?』


『おいしい家族』のふくだももこ監督が

産後初の監督作として選んだのが

様々な環境、生き方をする女性たちへの

応援と自由を願い作った作品に思えました。


原案の雨宮まみさんとお仕事をした時のことを思い出し

色んな人との付き合いの中で

色んな人の声が邪魔をして

自分自身の幸せに気付けない状況になる

年齢でもある30代中盤は特別だよな、

と映画から過去の自分と再会した気になりました。


どうなんだろうか。


女性の36歳は難しく、何故かというと

「自分は子供が欲しいか?否か?」

という問いに

否が応でも向き合う羽目になる。


だからその時、付き合っていた彼氏が居るなら

「この人と未来、家族を持ちたいだろうか?」

とか

「この人は私と結婚する気あるんだろうか?」

とか、考えるわけです。


しかも仕事でも微妙な年齢だった気がする。


未来、私は何者になりたいのか?


どんな仕事の仕方をしたいのか?


とか忙しい日々の中で考える年頃。


無敵だった過去と気付けばおさらばしてて

オバサンと言われることに躊躇し

女としては悩ましい30代中盤以降よ。


年下から好かれるのもこの歳くらいからかもしれない。


というよりその年頃になると自分と同い年、

もしくは年上のイイ男は、すでに人様の夫です。


子宮が叫ぶ、どうするアンタは?と。


それでも私はあの歳の頃はモヤモヤしながら

迷ってさまよって

強がって泣きっ面に蜂で

もう戻りたく無いけれど

自分の中では

えらく愛おしい歳だったと

確信している。


自分の人生だから誰かに決められたくないし

気持ちだって出会う人により変わるんだから

思いのままに生きたらいいじゃん。


幸せかどうかはそもそも自分が決めるもんだ。


と映画の中で街中を走る女の子を見つめながら

負けるなよ、とエールを送っておりました。


そうよ、映画のように職種とかじゃなくて

最高の笑顔でいられたらそれこそ幸せまとって生きている証。