私は小さい頃から

「何か夢中になることを探して欲しい」

と小学生の時の成績表にずーっと書かれている子供でした。


小学校の写真には笑い顔もなく

今、思い出しても嫌な記憶しかなく

友達はいじめられ、自分は男の子に乱暴されてばかりで

乱暴な男の子ばかり気にして心配する先生にあっかんべーな

大人嫌いの子供でもありました。


友達少なくても、小学校が楽しくなくても、映画館があるからいい。


そんな子供が今の私です。


子供を持って、その子がまた正反対の性格で

友達大好き、保育園大好き、やりたいことがハッキリしてる

という好奇心に満ちた感情豊かな子でありまして

こんなに早くからやりたいことや、夢が決まっているのはすごいなぁと

正直、驚いております。


自転車で転んだだけで、痛くて泣くのではなく、転んだ自分に悔しくて泣く

そんな彼女はミュージカル女優が夢らしく

なんと冒険活劇ミュージカルのオーディションの話が来て

本人やる気満々。

たまたま、今、スター・ウォーズ全シリーズを4.5.6.1.2.3と見せ、

次は7からというリアルタイム世代の見せ方をしていたら

面白い反応があったのでお知らせします。



それはEP2を見た時の反応です。


「子供もジェダイの戦士になれるんだね!

女の子も戦って良いんだね!」


目を輝かせてそう言った彼女の言葉で気付いたのですが

確かに、EP4から6でもレイア姫は戦っていたけれど

ジェダイの戦士は男性だけだった。


ルーカスたちは、EP2辺りから男女格差に

気付き始めたような気がするのです。


それは、スタッフの女性たちからのアドバイスか、男性陣からの発案か

その後のEP7では、レイという女の子が主人公になり

更に同性愛のメンバーなども映し出されていきます。


無意識に描かれてきた、男女の偏りや、ジェンダーについて

映画というエンターテイメントから変えていこう

社会の認識を変えていけるのでは?

と思っているのがハリウッドなんだと気付かされます。


これってマイノリティの人たちはもっともっと痛烈に日々の出来事や

映画やドラマから感じているに違いなくて

女の私や娘でさえ、あれ?と思うことがあるんだから。


気付いたら変えていけばいい。


私自身も、テレビやラジオで映画を紹介するなら

英語が話せなきゃダメだよ、とか、映画評論家は女性には難しいやら

子供が産まれたら働くより子供と過ごした方がいい、という

摩訶不思議なことを当たり前だと

言わんばかりの顔で言われたことがあるけれど

それはその人の価値観である、と認識して生きて来た。


女の子もアクションを出来るんだ!


と喜ぶ娘に、プリキュアもセーラームーンも戦ってるじゃん!

と伝えて、オーディション用のアクション動画を撮っていた

昨日の出来事でした(^^)


頑張れ、娘よ。


頑張れ、武田梨奈嬢よ!


アクション女優が減っている今の日本で

これからまた増えて行くことが

女の子たちの夢にも繋がるから。


そんな話も来月の「伊藤さとりと映画な仲間たち」

で聞いたのでした。