朝からインタビューだというのに
娘がふざけて支度をしない。
あぁ、限界じゃよ、神さま、私はそんな物分かりの良い
優しい人間ではございません。
夫くんに任せて自転車を走らせて坂の下で気付く。
あ、携帯忘れた。。。
今、打ち込んでいるということは
御察しの通り、取りに戻ったということであり
時間も間に合い、早く着いたので
インタビュー場所の近くでお茶をしているということ。
インタビュー相手は今度、お知らせするとして
映画は、すんばらしくチャーミングだった
『くれなずめ』。
今年の初め、高良健吾くんにインタビューした時に
「さとりさん、『くれなずめ』見て、面白いですから!」
と言われ、へー、そんなんだ、と俄然興味を持ったら
若葉竜也くんにも同じことを言われ
見ねばならんと、見たらすっかり笑いのツボにハマっておりました。
なにがイイって、臨場感。
長回しで全員の姿をじわじわと映し出しながら
彼らの一言一句、表情も、全員見せてくれる楽しさよ。
松居大悟監督の愛が叫びとなって
それぞれの魂に注入されてるのよ。
イイね、仲間とは。
と集団行動が苦手な私が言うのも説得力がありませんが。
そんな私も人生半分を過ぎて来て
何がやりたいのか考えてみました。
まぁ、自分が出来ることと言ったらですが
となると、子供たちに映画を残す、映画の魅力を伝えるってことでしょうか。
そんなことをボンヤリ考えていたら
とある子供から大人まで絶大な人気を誇るミュージシャンの方を
プロデュースする友人から
ポロン、とメールが届いた。
「さとりんTiktokは若い子が見てるから
そこで映画紹介したら?」
ほほう、やってみようじゃないか、と今更、ダウンロードして
中を除いたら踊ってる、歌ってる、しかも短い時間の中でだよ!
どーするかねぇ、と頭を捻って
あ、私の好きなものを詰め込もう!
猫に喋らせるとかどーじゃ?
と作った実験的な
ネコ殿による映画紹介。
うちの夫くんは渇いた笑いで「コワイ」
娘は「わたしもやる!なにこれ?わたしもやるー!」
反応はいまいち分かりませんが
10代の子達に
「なにこれ?で、なにこの映画?ふーん」
って思ってもらえるまで
あくなきTiktok研究は続くのです。