緊急事態宣言解除後の公開記念舞台挨拶は様々なスタイル。


劇場さんが舞台挨拶をやるかの可否を持っていることが多いので、

そこはメイン館によって異なっていく、という

多様なスタイルの舞台挨拶が展開されております。


3.11の時は、映画界が一丸となるというか、しばらく自粛して、

ゴールデンウィーク明けから「お悔やみ」をMCからまず伝え

登壇者も言っていたり、そろから徐々にフェイドインのように

ゆるりと盛り上がっていくステージへ、という具合でした。


コロナ自粛明けの映画舞台挨拶は、

色んな試みが行われていて、

万全の注意を払いながらも工夫ある内容に的で

アイデアが素晴らしいものばかり。


完全マスコミ向け、登壇者も密を避けて

石橋蓮司さんと阪本順治監督以外は

電話でリモートお祝いというプチ舞台挨拶になった

『一度も撃ってません!』とか。


『水曜日が消えた』は87の劇場への中継スタイル。

_var_mobile_Media_DCIM_147APPLE_IMG_7273.HEIC


『MOTHERマザー』は、TOHOシネマズ池袋と繋いでのリモート舞台挨拶だったりと。

_var_mobile_Media_DCIM_147APPLE_IMG_7283.JPG

映画舞台挨拶や演劇、ライブ、どれも劇場とお客さんが居て、

初めて「ショー」なんですよね。


生、にこだわるお客さんは、たとえリモートでも、

たとえ中継でも、映画館の大スクリーン越しでも、

映画館で監督や役者さんのリアルな笑顔が見たいわけで。


昨日、『水曜日が消えた』で生中継を映画館に見に来たお客さん達から

感謝のツイートが沢山届いて、

「大スクリーンで映画を見る、監督、キャストと喜びを分かち合いたい」

がやはり俳優を愛し、映画を中毒性にするものなんだ、と思った次第です。


配信自体は私も見ているし、とっても便利でイイモノ。


テレビも金曜ロードショーが戻ってきたのは万々歳!


だけれど映画館ってものはね、スペシャルな体験の場なんだと。


満席のお客さんと対面で映画館で、

声を出し合って、マスクの光景ではない、

皆の笑顔が普通に見られる初日舞台挨拶が恋しい。


その日が早く訪れる為にも、コロナ収束を願い、密を避けて、

仕事以外は夜の外食も控えて乗り切って、

明日は都知事選の投票にマスクで行って参ります!


あ、この写真の別バージョンも踏まえ、次回の雑誌シネマスクエアの

私の連載ページに掲載しますよーーー。