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カンヌ映画祭で

パルムドールを受賞


2020年のアカデミー賞の最有力とも

言われている韓国映画

「パラサイト 半地下の家族」


そもそも大学を出て

映画監督として成功を収めている

貧困層ではないポン・ジュノ監督が

半地下の家で

家族みんなで知恵を絞って生活費を

切り盛りしている家族を主人公にした

映画を作ったところが興味深いのです。


そんな彼らが富裕層の暮らしにどうやって

侵入していったのか......。

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その脚本力にただただ脱帽なのですが

この映画は

ただのブラックコメディではなく

"マンパワーが人生を変える"

ということを

面白いほどサスペンスフルに描いているんです。


良いとこの大学出れば

出世コースにのれて

お金持ちになれ

良い暮らしが出来るのか?


誰もが夢見る豪邸で

見栄えの良い相手と結婚し

子供をもうけて

良い教育を受けさせること


これで家族は幸せになれる。


それが本当に幸せを掴む

理想の人生設計なのか?


この概念を切り崩していく

ポン・ジュノ監督の理論たるや。


来日した主演のソン・ガンホ氏は

ポン・ジュノ監督についてこう言いました。


「ポン・ジュノ監督が、今の世の中、どう生きるか

提示した映画」


ポン・ジュノ監督自身は

なぜ、この映画が世界的に大ヒットしたのか

こう分析しました。


「この映画は、格差社会を描きながら

善悪の区別が付いていない

登場人物に悪人が居ないのに

事態は思わぬ方向に向かうという

展開を迎えるので

多くの人が共感しやすいのではないか?」

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そもそも、裕福な人が悪、

貧しい人も心が荒んでいる、

という概念がおかしい。


この映画を見ると

貧しい中でも家族協力し合って

信頼し合って

仲睦まじく生きているソン・ガンホ一家が

気になって愛おしくさえなるのです。


お金がなくても

お金がないことに甘んじず

家族の為に頭を使って小銭稼ぎをし

家族それぞれの特技を勝ってアイデアを求める

父親の背中を見て育った子供たちは

お金では買えない、「賢さ」を持っています。


そして父の背中を見て

「愛する家族の為に協力し合ってお金を稼ぐ」

を人生で学んでいるのですよ。


今の世の中

ネットもあるから

教材はタダも同然。


やる気と行動力

怖気付かない気合があれば

人はいかようにもなれるということ。


"考えること" "知恵を絞ること"


そして

"失敗を恐れず行動すること"

それだけで

お金がなくても

自分を幸せに出来るということなんですよね。


2019年の日本の出生率は

史上最低とニュースで

発表されましたが

それは

"お金がないから"

生活費も養育費もかかるから

という社会問題も間違いなく

影響している気がします。


知恵を絞る、ことは大事で

お金持ちと結婚したからといって

その人が浪費家ならば

子育ても大変でしょうし

お金が無い人と結婚したからといって

その人が怠け者ならば

子育ても大変でしょうし

大事なのは

家族が協力し合って

お金を稼いで

協力し合って

子育てをすることなんじゃなかろうか。


そう思うのです。

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制度や社会を変えるは

そう簡単なことじゃないから

まずは、自分の意識を変える。


お金持ちじゃなくたって

子育ても出来るし

愛だって手に入れられる。


それは、自分の意思に共鳴する

パートナーが居れば叶うことだと。


"世の中の常識を捨て、自分なりの幸せを想像する"


"そこに至るために何が必要か、知恵を絞る" 


これこそが

今の世の中で

自分なりの幸せを見出す

人生設計なのかもしれないですわ。

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