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最近、名画を映画館で見ることが

また楽しみになってきました。


技術の進歩により

4Kデジタルリマスター版上映だとか

午前十時の映画祭とかのお陰もあります!


昨日は

第二次世界大戦の後

戦争に負けた日本の東京で行われた

世界的な戦争裁判の様子を

膨大な映像や写真の資料の元

4時間32分のドキュメンタリー映画として

1983年に公開された

「東京裁判」、4Kデジタルリマスター版を

有楽町スバル座で観てきました。


一度、実はもっと若い頃に見ていて

よく分からなくて

挫折したこの映画。


このタイミングで再上映する意味が

すごく理解出来た途端、未来の日本について

不安が隠せなくなって。


大人になって映画やニュースを通して

世界の戦争の歴史を知って観た

「東京裁判」は

第二次世界大戦の日本のA級戦犯の方々の

裁判模様というだけでなく

どうして

第二次世界大戦は起こったのか?


その前に

何故、日本は国を拡大しようとし

中国を侵略していったのか?


ヒトラー率いるドイツと手を組んだ理由

二二六事件や御前会議の真実

真珠湾攻撃の問題点などなど

裁判では取り上げられていくのです。


そして、戦争が終結して

いくつか国の独立があり

分断もあり、宗教争いも起こり

その時代の様々な国で巻き起こった

人間の戦いがスクリーンに映し出され


終戦後の激動の日本で

新憲法が誕生します。


憲法第9条、戦争放棄、武器を持たない

国の交戦権を拒否です。


戦争終結のきっかけとなった原爆が落ちた国

日本が掲げたこの憲法がどんな意味を持って

作られたのか

このドキュメンタリーを観ると

よく分かるので

特に戦争を知らない若者達に観て欲しい。


そして

第二次世界大戦は世界を巻き込んだ戦いであり

だからこの映画は、世界の戦争の歴史なんです。


ドキュメンタリーの中に登場する

ガンディー首相の言葉が私には

刺さった。


映画は明日9/6まで、有楽町スバル座では

公開なのでお早めに!


そうそう、中学生、高校生、OL一年間は

ビデオ鑑賞とは別に

映画館へGO! が、バイトの無い日の

週二回ほどの業務になってまして

新作映画はもちろんですが

名画座にも足を運んでおりました。


飯田橋に学校があるから

飯田橋ギンレイホールと

高校生の時は有楽町スバル座横のカフェで

バイトを選んで

有楽町スバル座で時々、タダで映画を

見させてもらうというラッキーな

体験も随分とさせてもらいまして。


「ベン・ハー」とか「十戒」とか

「第三の男」とかetc

スクリーンで見られて良かった。


「ベン・ハー」「十戒」は

どっちも200分以上だから

名作と言われる映画は長いのか?

とさえ思ったけれど

その素晴らしさは

長尺でも飽きることがなく

大スクリーンで観るから

そのスケール感にも圧倒され

力強いストーリーと共に

大きな興奮に包まれるものでした。


何度も上映される理由は

「心震える力強い作品」

その一言に尽きるのです。


モノクロの映画も味わい深いので観てね。


そんな中

私が高校時代もこの仕事を始めても

お世話になり続けていた

有楽町スバル座が遂に閉館となるのです。


悲しい、とても、とても。


最近は、日本映画の新作の司会でお邪魔して

おりましたが

忘れられない舞台挨拶は

真田広之さんが

耳が遠くなってしまった岡本喜八監督の

手を引いてステージに上がり

監督の思いを代読したり

細やかなケアをしていた温かな舞台挨拶

「助太刀屋助六」

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温もりのある映画館では

人情溢れる映画が多く上映されました。


大好きな映画館、有楽町スバル座。


クロージングイベント上映がスタートします。


もちろん、私の映画バイブルを養ってくれた

映画館さんは恩人ですから

ええ、お手伝いしますよ!


様々な名作上映、トークショーが予定されています。


是非、有楽町スバル座を堪能して欲しいです。