_var_mobile_Media_DCIM_142APPLE_IMG_2316.HEIC

人生に多大なる影響を与えてくれたお方。


それは

「アルプスの少女ハイジ」

が一番最初に好きになったアニメだったし

「母を訪ねて三千里」「赤毛のアン」

さらには「じゃりン子チエ」やらと

テレビアニメで、私の心を揺さぶり 

「セロ弾きのゴーシュ」「おもひでぽろぽろ」

「平成狸合戦ぽんぽこ」は映画館で味わい

そして映画の司会で遂に初めてお会いできたのが

「ホーホケキョ となりの山田くん」でありました。


そう

「火垂るの墓」の「かぐや姫の物語」の

高畑勲監督なのです。

_var_mobile_Media_DCIM_142APPLE_IMG_2310.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_142APPLE_IMG_2311.HEIC
_var_mobile_Media_DCIM_142APPLE_IMG_2309.HEIC

だから2018年4月にお亡くなりになられた時は

ショックでね。


もっともっと作品が見たかったし

お話を聞きたかったのです。


子供が生まれ、子供の為に最初に買った

アニメのDVDは

「パンダコパンダ」で

安藤サクラちゃんが妊娠した時も

DVDをプレゼントしたくらい好き。

u3jB0FfyGs.jpg
それもあり、今、開催している

「高畑勲展」に昨日、足を運んだのだけど

最後にお仕事ご一緒した時の

東京アニメアワードフェスティバル2014での司会で

ミッシェル・オスロ監督と高畑勲監督の

トークショーの司会をした日のことを思い出した。


高畑勲監督は

海外の素晴らしいアニメーションを

日本の子供達にも見せてあげたかった

と言って

オスロ監督の才能を評価していて

「キリクと魔女」「夜のとばりの物語」

などのオスロ作品の日本語版字幕監修をし

ジブリとして日本公開をした話をしておりました。


だから私もミッシェル・オスロ監督を知ることができた。

STwjQh2eup.jpg

展示会で、担当した作品それぞれの

ストーリーラインを書いたノートや

当時の原画や、インタビュー映像などなど

見ながら、やっぱり

高畑勲監督は

ブレていなかったから

世界的に愛される映画を生み出し

アニメを通して日本を世界に紹介し

アニメを通して世界を日本に紹介し

「平成狸合戦ぽんぽこ」では

都市開発で消えていく森について

狸の目線で、人々に伝えた。

sbwQF3svDV.jpg


「火垂るの墓」では

決して忘れてはいけない戦争の悲惨さを

今の子供たちに伝えようとリアルにこだわり

涙で曇って、しっかり見ていられないほどの

映画史に残る作品になったのだから。

6KN4xPGO4W.jpg

「ホーホケキョ となりの山田くん」では

水彩画のようなラインに目を付けました。


海外でこの作品を好きな監督もとても多いのです。

W8H2ATr2eb.jpg

それが

水彩画の筆書きという

進化系で「かぐや姫の物語」に活用され

アカデミー賞アニメーション賞ノミネートという

世界的評価を受けたのだから

何もかも

残すべきもの、伝えるべきものを

アニメーションを通して

世に残そうとしたのだと。


子供にこれから生きて行く上で

現実として知って欲しい大事なことを

アニメに残した高畑勲監督。


たしか「火垂るの墓」がテレビ放送されなくなったという

噂があり

高畑勲監督、追悼放送というので

今年4月にテレビで久々に放送されていました。


色んな噂が飛び交っていますが

本当なのかどうかは分からない。


ただ思うのは

戦争はあってはならない、と伝える為に

この映画は作られ

日本が負けたというのではなく

戦争を始めてしまった大人たちにより

幼い子が命を落としてしまう

という惨さを伝える為に作られたはず。


私も娘が小学生になったら

「火垂るの墓」を見せると決めているんです。


伝えていかなきゃいけない恐ろしくも悲しい

現実のひとつだから。


沢山のアニメから

好奇心や想像力

悲しい事実を教えてもらえたことに感謝。