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愛に生きる姿ほど

カッコ良いものはないですよね〜。


恋と違うのは、無償のモノを愛というから。


異性への愛でもいいし、親子愛でも

友情という愛でも、師弟関係の愛でも

がむしゃらにその人を思い、助けようとする

姿は、ハッとさせられるものですよね。


実は先日取材を受けまして

それが

来週7/31 発売の雑誌「anan」に

公開中の「さらば愛しきアウトロー」の

ロバート・レッドフォードについての解説が

掲載されます。

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ロバート・レッドフォードについては

記事で読んで頂きたいので

ここでは

「愛に生きる」という意味での

レッドフォード映画の話しをしようかと。


私が一番好きなロバート・レッドフォードは?

というと

映画的には「スティング」であり

レッドフォードの魅力的には

バーブラ・ストライサンドの主題歌も素晴らしい

1973年のシドニー・ポラック監督作

「追憶」なのです。


大学が一緒だった

通常考えるとタイプの違う2人が再会して

恋に落ちるのですが

バーブラ演じるケイティーは

政治に強い関心があり感情的な情熱家。


レッドフォードに演じるハベルは

モテるルックスと柔らかな立ち振る舞いで

言い争いなどを好まない平和主義者。


ケイティーはハベルを心から愛していて

感情をストレートにぶつけるタイプなのに対し

彼女の思想についていけず

価値観の違いからハベルは何度か別れを切り出します。


ケイティーはきっと感情に素直な人間で

ハベルほど人との距離を見ながら

対話できるほど器用ではなく

それでも自分にとって大切なものは何かだけは

しっかり分かっているので

ハベルを失ってはいけないともがくのです。


愛が親密になると

人は時々、傲慢にもなるけれど

それが人間という感情の生き物で

失いそうになるたびに

この愛は本物だ、と気付く浅はかな生き物。


そんな人間の愛に生きる姿が

映画には焼き付いていて

愛おしいのです。


愛に生きる人ってなんて魅力的なんだろう。


でも保身に走ると愛はいつの間にか消えてしまう。


1970年代や1980年代は

愛にもがきながら突っ走る映画が沢山あるの。


利害関係なんて気にしないのが愛よね。


そう教わった。