ねぇ、レッドフォード作品何が好きです?
この映画を見たらそんなことを尋ねたくなるのです。
だって永遠の二枚目スター、レッドフォード
引退発表、最後の俳優作品なんですもん。
「さらば愛しきアウトロー」
来月7/12公開であります。
この映画に詰まっているのは
レッドフォードの俳優人生。
カッコ良くスマートに役を演じるスターにだって
そりゃあ悩んだりしたことも多々あったはず。
ジョージ・ロイヒル監督と
ポール・ニューマンと共演した
「明日に向かって撃て!」
で大ブレイクし
「ポール・ニューマンとレッドフォード
どっちが好き?」
と女性陣の話題に上がるくらい
70年代のキラキラぶりは
当時、幼かった私にさえ、母の声で
届いていたのだからすごいもんです。
晩年のレッドフォードは
インディペンデンド映画の活性化に
尽力すべく
サンダンス映画祭を世に広め
才能の発掘と世界にエンタテインメントを
広げるべく活動に勤しんでおりましたが
この映画のデヴィッド・ロウリー監督との出会いも
そんなサンダンス映画祭。
若い監督に引退作を任せる粋さ。
「リバー・ランズ・スルー・イット」を監督し
ブラピを輝かせたあの時のように。
才能溢れるレッドフォードにとっては若い俳優
笑 で
ロウリー監督から絶大なる信頼を持つ
ケイシー・アフレックを際立たせるかのように
追いかけっこをする粋さ。
未来の映画界に向けて
素晴らしい俳優と素晴らしい監督が
作品を残せるよう仕事をしているその人柄は
ダンディズムそのものであります。
この映画の黄昏ギャング3人が
レッドフォードとポール・ニューマンと
ジョージ・ロイヒル監督に見えてならないのは
私だけではないはず。
素晴らしい映画は1人では作れず
才能が3人以上集まって成し得るものなんだから。
そうそう
私のNo. 1レッドフォード作品は
この3人が再び組んだ
「スティング」ですよ。