_var_mobile_Media_DCIM_138APPLE_IMG_8503.HEIC

遅まきながら

「私は、マリア・カラス」

を映画館で

観てきました〜。


場内は想像通り

品の良い年配の方々で埋め尽くされ

もしや、私が一番若いのか?


まぁ、1977年に53歳の若さで亡くなった

世界的オペラ歌手のドキュメンタリーだから

リアルタイムで歌声に惚れてしまった先輩方

がメインターゲットなのも分からなくもないし。


今、公開中の「ホイットニー」は

R&Bのディーバ

ホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリーで

心震わす歌声から世界に愛され

私生活はスキャンダラスで

48歳で亡くなったから

似ているけれど

マリア・カラス様は

沢山の名言を残しておりました。


「この歳にもなると

自分を分かってくれる人でいい」


「仕事が私を離さない」


「わたしには結婚は難しいかもしれないけれど

生涯のパートナーは居て欲しい」


(まったく正確ではなく、大雑把ですが)


1960年代のテレビインタビューで

世界の歌姫がこんな言葉を発するなんて

当時はセンセーショナルだったろうに!


天職についた女性が40代にもなると

たしかにもはや

妥協する必要は無いだろうし

皆が求めるところまでの完成度にこだわり

中度半端な仕事を見せるわけには

いかないだろうな。


声が完璧ではないからステージを中断。


プロなら健康面も万全にしろよ!


そう言われるだろうと予想もつくけれど

もとめられる仕事に応えようと

スケジュールを組んでいたら

休む暇もなく

突如、声が出なくなったんだろうよ!


それでいて

コメントもかなり自信家で強気ときたもんだから

彼女のことを好きか嫌いかが

ハッキリ出るスターだったに違いなく。


自分の仕事から

家庭を持つことをなんとなく諦めていて

だけれど心の平穏を恋愛に求める

どこにでもいる働く女性なのだよ。


そんな彼女は

本当に「結婚」を求めていなかったのか?


ここが深い!


愛するオナシスが

のちにジャクリーン・ケネディとなる

ジャッキーと結婚した報道を

知った時の激情ときたら。


なんにも間違ってない。


そんなマリア・カラスの歌声を

スクリーンで堪能しながら

彼女が歌う歌で一番

全身に電流が走ったのは

「カルメン」でありました。


仕事では女戦士

私生活では愛に身体を委ねる乙女。


女性という生き物の感情を

最大限に引き出して生きたのかもしれない。


いいと思う、感情のままに

自分の使命に自分なりの責任を持って

生きていくんだから(^^)