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四年ぶりに東京国際映画祭の

レッドカーペット司会をして

改めて東京国際映画祭のことや

映画の仕事にこだわってきた自分について

思いを馳せました。


というか思った。


ステージでの監督、キャスト

ご挨拶や写真撮影が終わり

目の前に居た取材陣が居なくなり

レッドカーペットで観客グリーティングを

終えた最後のチームが姿を消して

少し離れたお客さんたちに向かって

締めのご挨拶をした時のこと。

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お客さんたちは手を振って拍手をしてくれた。


あぁ、テレビ台が目の前にあって

ステージが見えづらかったのに

新しい進行上

前みたいに

ひとりひとり登壇者を紹介出来なくても

ちゃんとお客さんたちはステージに

意識を向けてくれていたんだな、と。


拍手を送る中に

コンペティションのプログラミングディレクター

矢田部さんやスタッフ

オフィシャルカメラを回していた

友達の姿まであり

嬉しかった。

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最初に登場した

アンバサダーの松岡茉優ちゃんも

嬉しそうに小さく手を振ってくれ

昔、宮崎あおいちゃんも

このレッドカーペットステージで

同じように司会台の私に気付いて

手を振ってくれたな、と思い出した。


沢山の映画イベントでよくお仕事をする

俳優、監督、プロデューサーの晴れ姿を

横で見届けながら

この人たちが

魂を注いだ映画が完成して

その代表として

レッドカーペットに立ってたんだよな

とベッドの中でふと思って。

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映画祭は映画のお祭りであり

お披露目であり

多くの人にさまざまなジャンルの映画を

知ってもらうためにあるんじゃないかと思う。


だから邦画洋画各映画会社の宣伝マンたちが

レッドカーペットのお手伝いとして

集まっている。


私はそもそも頭が良くないので

好きな映画しか吸収出来ず

映画を学ぶ為には

膨大な知識と膨大な映画を見ないとと思って

自分の脳みその許容範囲も考えて

「映画」に特化して仕事をしてきた。


監督の名前、俳優の名前

作品、それだけでも大量で

ドラマを見る時間もいつのまにか無くなった。


マイクを使って美しい英語で質問出来たら

海外で英語を学びたいと思ったけれど

日本でも次々と生まれる映画から

私的には英語は通訳の人に任せて

「映画を学んで、聞きたいことがしっかり

伝わる日本語で映画を吸収しよう」

とお馬鹿さんなりに考え

駅前留学程度の英語。


自分なりに今までの選択にも後悔していないし

映画評論の仕事があろうと

審査員という立場になろうと

映画ファンという気持ちを持ったまま

ステージでマイクを持っても

私は観客に寄り添って居たいとやっぱり思う。

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邦画も洋画も

ジャンル関係なく見ると世界は広がる。


社会勉強も不真面目だった私も

マイケル・ムーアで政治に目を向ける。


そんな映画のマジックに

魅せられて生きていく私が

母になり、やがて娘に勉強を教えられるのか?


そこはそこでまた学びなんだろうな。


ドキドキする。