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映画監督になりたい。


映画監督を目指す人たちは

今でも多いはず。


ではどうしたら映画監督になれるのか?


方法は色々ある。


映画祭に作品を出品する。


映像制作会社に入る。


助監督から始める。


などなど。


ndjc若手映像作家育成プロジェクト2017


この司会を携わるようになり

2年目であります。


FOX短編映画祭の司会や

下北沢学生映画祭の審査員や

昔々

ぴあフィルムフェスティバルの短編部門

審査員をしたりして

新人映像作家を生み出す場面に出くわすことが

何度かありました。


商業映画監督を育てることを

目標としているのが

このndjc若手映像作家育成プロジェクト


文化庁と大手映画会社が手を組み

応募してきた作品の中から

厳選なる審査の結果

選ばれた5名ほどの人々が

それぞれ

一流の映像制作会社と組んで

一流のプロデューサーや

スタッフと共にオリジナル脚本作り

キャスティング

そして、35mmフィルムで30分の映画を

完成させるという仕組み。


そして

私が関わる合評上映会で

映画界のプロデューサーや監督の先輩方が

観客になり、お披露目されるのですよ。


このndjc出身者には

「湯を沸かすほどの熱い愛」中野量太監督

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「嘘を愛する女」の中江和仁監督

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などなどおりますが

個人的に見てきて

このプロジェクトは

しっかり出口も用意しているのが

素晴らしいのです。


映画界の一流の人たちと仕事が出来る場を与えられ

お披露目も映画界の一流の人たちを招き

終演後は

名刺交換会があり

さらに

一般上映まで行うのです。


私もよく舞台挨拶の裏でお会いする

メジャー映画の製作プロデューサーや

製作会社の社長などという現役の人々。


そして

今回の5作品も

個性的で見応えがあった。


クオリティがとても高いのです。


脚本が秀でている人

演出が秀でている人

カメラワークや世界観のセンスが秀でている人


それぞれ面白い。


そして

30分の中で笑わせられ

泣かされた作品があった。


なにより思うのは

撮りたいテーマが

しっかりしている人が撮る作品には力があり

人の心に何かしらの爪痕を残すのだと。


そこには

監督の人柄が色濃く出ていて

人を細部まで見る好奇心から生まれた

登場人物に魅力が溢れ

人の心の襞を大切に読み取る心が

セリフひとつ、行動ひとつに綴られる。


だから

笑わせられ、泣かされ、私とのQ &Aでは

多くの人たちがプロフィールを見ながら

少し前のめりで聞き入る。


そして

名刺交換会で長蛇の列を作る。


沢山の人と付き合い

沢山の人の心を細部まで感じ取る


それが人の心を動かす作品作りに繋がるんだと

こういった場面に遭遇する度

思うのでした。


一般上映会、今月あるので

見てはどうでしょう?