なんとかいうか

映画に関することが多いブログでありますが

のぶみさんの絵本を読んだり

横山だいすけさんとお仕事したりしているもので

どうしても

書かずにいられない気持ちになったのであります。


少なからず人前に出る仕事をしていると

全員に好かれるのは無理だ

と分かってしまって

そりゃあ

「キライ」とか知らない人たちに書かれたら

傷付くけれど

覚えられないより幸せだと

ツイッターの山田裕貴くんのつぶやき見て

気付かされたりするんですよ。



本題に戻ると。

「わたしおかあさんだから」

の歌詞で非難のコメントも多数出たとのこと。


どんなものか読んで見た。


そして

泣いてしまった。


だって、わたし、そうだもの。


ロングヘアの髪をなびかせ

ネイルやって

ヒール履いて

ツカツカ音を鳴らしながら

「女、頑張ってるぞ、わたし」

みたいな

今思うと、えらく粋がってた女でありました。


映画の仕事も大好き

だけど

女も捨てたくない(今思うと完全に偏見)

ついでに言うと

結婚して子供産んだらキャリアがここで途切れる。

みたいな

訳の分からん思い込みで生きてた30代が

今や

シングルマザー。


これもまた

「片親なんて子供が可哀想」

と言う方がいらっしゃる事実を知り

世の中

結構多くの人が

他人に関心を持ってくれているのだと気付いた。


歌詞のように

ネイルもやらない(その時間がない)

ヒールは仕事の時だけ(だって子供が走るから)


髪だって時間削減で切った(手間をかける時間がない)


飲みに行くなんて、素敵すぎるお誘い!


だって

わたしおかあさんだから


このやり方をしなければおかあさんじゃない

というのも違うし

歌はそう語ってない。


ついでに言うと

この生き方が偉いとかじゃなく

この道を選んでいるのは自分の意志。


時間の使い方が不器用だから

ネイルやめて

髪切っただけ。


だから褒めてもらおうと思わない。


だけど

そんな不器用なおかあさんである自分は

たまに逃げ出したくなるくらい疲れる時がある。


だから

頑張ってる自分に対して

自分が褒めてあげないと

乗り切れないことだってある。


大変だけど

「ママ、だいすき」

が聞けたら

最上級の幸せに包まれる。


この歌はそんな人たちの想いを

代弁しているんだと

読み解いたのだけど

読解力不足なのか?


親になり

この歌詞のようにしてしまう人々の

生き方を

好きな人

キライな人がいるのも仕方がない。


それは個人の自由なのだけど

歌や映画、絵画、写真

芸術全ては

全員に好かれたくて作ってしまったら

なんの魅力もないモノになってしまう。


この歌を抹消しようとする権利は

誰も持っていないし

自分ひとりの誹謗と捉えられる発言で

まさか

歌に関わった人たちが追い詰められるとは

思っていなかったんだと思う。


ネットの広がりは時に集団リンチ。


自分の小さなストレスが

相手に大きな傷を負わせることに

気付いて欲しい。


という勝手な発言さ。