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正直

私たち日本人は

実写で、日本人を題材にすると

ファンタジーを描くのも観るのも

どこか違和感を覚えてしまってる気がするのね。


それこそ

昔、絵本や映像で観た

おとぎ話に洗脳され過ぎなんだと思う。


金髪で手足の細長い男女こそ

王子様お姫様で

あのモジモジくんみたいな白いタイツと

白馬が似合う男の人が王子様。


プックリしたヒラヒラドレスと

ティアラが似合う女の人がお姫様。


みたいな。


だから

ファンタジーとなると

洋風のお城、金髪、って固定概念がムクムク

頭の中に生まれちゃう。


でもね

そもそも

日本にも

おとぎ話ってあるわけで

日本神話だって

れっきとしたファンタジーであるわけで。


そーよ

そもそも

「かぐや姫」とか宇宙人のお姫様が

た地球で暮らしたらどーなった?

みたいなSFなんだから!

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という意味で

ジブリ映画でえらくお気に入りの

ファンタジーな

「かぐや姫のものがたり」


筆書きというのも日本らしさと

日本民話らしさが際立つ方法で好き。

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そして忘れちゃならんのが

妖怪という日本のお化け!


これがまた

神秘的でたまらない日本らしい味わいで好き。


「ももへの手紙」の妖怪との日々

そしてそして

涙が止まらなかった

この名作!

「河童のクゥと夏休み」
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この映画は

ドラえもんとのび太のような

河童と少年のステキな友情が詰まってて

こんな友達欲しい!と思いながら

どこか懐かしい匂いが

心地よく忘れられなかったわ。


日本が生んだファンタジー。


妖怪や魔物が日常に潜む世界。


こんな魅力的な題材があるのを

うっかり忘れてしまいがちだったけれど

日本神話というファンタジーの最高峰が

あるのを思い出させてくれたのが

海外のアニメーターが生み出した

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」
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妖魔か神か?

日本神話のヤマタノオロチのような

闘いやら

亡くなった人を見送るという灯籠流し。

日本が生んだ折り紙に命が吹き込まれるとか

日本にはこんな素晴らしいファンタジーの

材料が揃ってるんだよ、教えてもらうくらい

堪能させて頂きまして。

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だから

山崎貴監督の新作

「DESTINY鎌倉ものがたり」は

実写としての成功例だと思ったし、事実

傑作だった。


妖怪、幽霊、魔物、黄泉の世界。

鎌倉というリアルな町に潜む摩訶不思議な

ファンタジー。


現実世界のすぐとなりにファンタジーの世界。


運命のいたずらか、魔物のいたずらか

とある事件で試される夫婦の愛。


子供の心を忘れてはいけない

というけれど

それは

純粋無垢な気持ちに正直に生きること

なのかもしれないよ。


好きを素直に表現できない大人になったら

誰も嬉しくないし、幸せを与えられない。


好きと言われて人は安心し

好きな人のために頑張りたいと思うのが人。


こんなシンプルなテーマは

夫婦の愛だけに限らず

友達や親子にだって通じるもので

普遍的だから

誰の心にもダイレクトに響くんだよね。

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「千と千尋の神隠し」が

世界的にヒットしたのも

親子や友情の愛が試される

日本らしい神話が神秘的だったからだろうし

怖くて不思議でどこか面白い魔物たちに

ちょっと会ってみたくなる

怖いもの見たさがまた面白いのかもね。