「お久しぶり。活躍して素晴らしいね」
そう真田広之さんは私に言いましたが
「それはこちらのセリフです」
とすかさず返答した私の気持ちは誰もがそうだろうと納得するはず。
今やハリウッドを拠点に活動する
真田広之さん
帰国による
映画「ライフ」プレミア試写会。
「グリーンバックやブルースクリーンを使わず、国際宇宙ステーションのセットを作るという豪華な撮影だったんですよ」
とことんリアルにこだわった撮影で
となると無重力はどうやって撮影したのか気になる。
「ワイヤーをつけて浮いているように撮影したんですよ。まあ、40年も飛んでいる(アクションで)から、僕も意地といいますか、4回フライト経験のある日本宇宙飛行士の役で、日の丸をここ(ワッペンを腕)に付けていると頑張らないとと思いますから(笑)」
監督からマエストロとまで言われるほど
その空中アクションを絶賛された真田さん。
「ラストサムライ」のプレミアツアーで
京都へ行く新幹線の中、撮影秘話を話してくれた時のことを思い出した。
殺陣の素晴らしさを認められ
色々、アドバイスまで求められていたようで
あの時同様、今回の「ライフ」での撮影でも
空中での動きでも、まずは真田さんが動きを見せて
皆がそれをお手本に、無重力での動きを撮影していったそう。
「いつでも喋られるように、写真撮影中もマイクは持っておくね」
そう打ち合わせの時にニッコリ笑顔で伝えた真田さんは
お客さんが飽きないように気遣いまでする
スターでありました。
やっぱり大スターほど、気遣いの達人。
それはどのスターにも共通するのですよね。