_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2647.JPG


昨日の映画イベント司会。


「かもめ食堂」の荻上直子監督の5年ぶりの新作

「彼らが本気で編むときは、」

プレイベントと完成披露試写会でありまして。


「もう、映画が撮りたくて撮りたくて、この作品は、本気というより命がけ」

的なあっついトークを荻上監督がステージでしていたのだけど

生田斗真くんも

全身全霊で、内面からトランスジェンダーの役に挑み

トランスジェンダーのお友達に話しを聞き

身も心も女になるよう

所作まで全てにおいて踏ん張り、撮影時は、遂に母性も出てきたと言っていたのが

滲み出るくらい、ヒロインのリンコさんは、美しく、後光が射しておりましたよ!


桐谷健太くんも

「斗真を愛した、いや、リンコさんは、とても美しく、僕も彼女が美しくなればという思いで、撮影中、愛していました」

と言っていたわけです。


連載している雑誌

「シネマスクエア」では

生田斗真氏の写真やプレイベントや舞台挨拶の写真を掲載しますよ、お楽しみに。


前にもブログに書いたくらい

この映画が大好き。


_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2648.JPG

見た目の綺麗さだけではない。


内面の美しさが、外見に滲み出てるリンコさん。


元は男の外見で生まれ、でも心は女だから、心と身体がマッチするよう

彼女なりに努力して、遂に身体を手に入れ

そんな彼女の内面から滲み出る美しさを好きになった彼は

彼女の全てを愛してるわけだから

元々、身体が男だろうが関係ないわけですよ。


田中美佐子さん演じるリンコのママも

心と身体が合わないことに悩んでいた子供に告白され

手作りオッパイを作ってあげる、親のエゴも世間体も関係ない、まっさらな愛がたまんない!


私にもゲイの友達がいたり

トランスジェンダーの知り合いがいたりで

見た目や性別について深く考えたこともなく

心で会話していたから

オネエの友達を「彼女」と思っていたし

人の幸せは、その人が幸せだったらそれでいいじゃない。

と思って生きてこられたのは、母親や親族がそんな感じだからだったのかもしれず。


まあ、亡き父は、人種差別やら、エリート好きが、酷かったお陰で

父親は間違っていると分かりやすく気付け

反論ばかりして、こうも口が経つ娘になったのかもしれない(笑)


年収で幸せなんか手に入らない。


一緒に頑張ればいい。


血の繋がりで幸せなんか手に入らない。


子供が居ようが居まいが関係ないし

どうしても子供が欲しかった友達は里親になって幸せそう。


幸せにしたいと思える相互関係で、夫婦である幸せって見つかるんじゃ?


だから

もしかしたら

この人と居たら楽しい

と思える人と出会ったら会い続けてみなよ。


で、その人を幸せにしたいと思えたら結婚ってことかも?


と、結婚に惑う友達によく呟くのであります(笑)


守りたい、助けたい、と思えて、相手の為に行動することが出来たらそれでいい。


と、この映画を観ても思うのだから

実はとてもシンプルで

究極の愛の形を教えてくれる作品なのだと

つくづく脚本の素晴らしさに感嘆した

「彼らが本気で編むときは、」でしたー。