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今日のYahoo!ニュースで見た

L.A.在住の映画ジャーナリスト猿渡さんの書いた記事。


ええっ⁈


オスカーノミネーションの発表がネット配信ですと⁈


しかも今まで会場に映画関係者が行って、その発表をリアルに聞いていたのに

会場も作らず、映像でのネット配信のみですと⁈


朝から目が覚めた。


私も映画賞というと

日刊スポーツ映画大賞と日本映画プロフェッショナル大賞の審査員たるものを

恐れ多くもやらせて頂いちゃっており

日刊スポーツ映画大賞受賞式は

パーティ会場で、受賞した俳優、監督、その作品に関わったプロデューサーや映画会社の方々とお話ししながら

一年を振り返り、審査員席に座ってご飯を食べながら、受賞を祝うという

忘年会みたいな、顔合わせ会みたいな大切なものだと思っているしね。


日本映画プロフェッショナル大賞は

審査員プラス、受賞式運営のスタッフ1として、キャスティングやら司会をして

映画ファンの皆さんと劇場でリアルに、受賞者の人たちを祝い、映画を振り返るという

映画を愛する人たちが集う場として大切なものだと思っているし。


映画は今や

ネットでも見られ

私もやっているように

ネットでの配信や生配信で

映画館やその場に行かなくても楽しめるものになりつつある。


ネットの多様化場に、より知られ、より身近になることが利点。


だけれど

ネットを活用することでの一番の目的は

その場に行ってもらうことだと個人的には思っている。


写真のワールド・シアター・プロジェクト主催

「ローグワン」公開記念、スター・ウォーズの今後を語らう

河原一久さんとの対談ゲストで呼ばれたこのイベントは

ネットで呼びかけ

スター・ウォーズファンが

自然と集まり、しかもコアファンだから

皆、さりげなくスター・ウォーズファッションか

完璧なコスプレか

帝国軍のコスチュームを着て活動することを公式に認められた

501stの日本部隊まで集まってくれたし。


このワールド・シアター・プロジェクトの狙いは

募金で、カンボジアに映画を届ける資金を。


だからイベントに参加してもらった人に

プロジェクトを知ってもらい

募金してもらうことが一番のテーマ。


映画で繋ぐ愛の橋渡し。


だから私も賛同してるのであります。


映画の舞台挨拶も

出演者と製作者、イベントを仕掛ける宣伝マンが会場に居て

より多くの人に満足して知ってもらいたいから

楽しいイベントになるように企画し

お客さんを招き

それをLINELIVEやAmebaTVで配信して

もっと多くの人に少しでも楽しんでもらい、映画を応援してもらおう

映画館に見に来てもらおうという思いで

ネットとコラボレーションする時代。


昔から大切に培われてきた

イベントほど

アナログ感は大事にしなければと思う。


ネット配信は世界的に広まるので、いいことだけれど

そこで"やっている"という臨場感で得る感動には、どんなことをしても叶わない。


いつかそこに行きたい。


だからいい映画を作る。


これが

ノミネーションであろうと「映画の集い」なのだから

モチベーションもあがるのに。


生で人と会うことで

ものごとは本格的に動き出す。


生で得るその人に関する視覚的、聴覚的な印象に勝るものはないから。


だから

仕事でも恋でも

実際に会う時間が大切。


面倒でも

生の表情の動きや、生の声の温度で

人柄が見えてきて

初めて

もっとその人と関わりたい

もっと応援したい

この人が好きだ!

と気付くんだから。



「集う」ということから得る

喜びや発見の大切さを忘れてはいけないと

日々、生のイベントをやっていて気づかされるのですよ。