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今年の締めくくりは

毎年、審査員で見守る

日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞授賞式。


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仲良しである

同じく審査員でもある

朝日新聞、映画記者の石飛さんと参加し

華やかに楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

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監督賞の「君の名は。」新海誠監督と

「君の名は。」を今年一番と審査会議で熱弁していた

審査員の福島みずほさんも会えたことに喜んでいたり

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個人的に今年一番、心に刺さった日本映画

「怒り」

李相日監督と「君の名は。」「怒り」と映画賞で賞賛された2作品のプロデューサー

川村元気さんと授賞を祝いました。

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助演男優賞の妻夫木聡くんや助演女優賞の宮﨑あおいちゃんも

飛び切りの笑顔で喜んでいて

私の審査会議での応援コメントも「全然イイ」と笑ってくれ(^^;)
 

妻夫木くんが

ステージで語った内容は、今も心に残っています。
 
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「今、稽古している舞台のセリフによく出てくるのが“ひたむき”という言葉で

その言葉がとても好きで、“ひたむきな心”でいようと思っています」


という感じの内容でした。

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「64」で主演男優賞を受賞した佐藤浩市さんは

「ここ(日刊スポーツ映画大賞)で新人賞をとった時から、今とはまったく変わっていなくて、現場でもテンパるし、口うるさいし。

もしまた次、ここに立つことが出来たら、大人になっていようと(笑)」

と言いながら

相変わらずの“やんちゃ”な笑顔を見せていたのですよね。

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それは

石原裕次郎映画賞を授賞した

「さらばあぶない刑事」で登壇した

舘ひろしさんと柴田恭兵さんもそうで

“やんちゃ”がキマっていて、カッコ良くて、ただ“ひたむき”に役者道を走ってきたのかもしれないな、と。


だから、長きに渡り、多くの人を惹きつけ、「あぶ刑事」シリーズは続いたのだと。


こんな大人たちになりたい。


いつまでも、どんなことがあっても、人前では無邪気に笑っていられるような、人を惹きつける輝きと


好きで始めたことを信じて歩き続けるブレない強さ。


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主演女優賞の宮沢りえさん。


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新人賞の有村架純ちゃん。


作品賞は「64」


外国映画賞は「スポットライト」


私が思う今年、2016年の映画は

“ひたむき”というワードが似合う映画が、評価されていた気がします。


「64」のように、平成へと名前を変えたことで、忘れ去られそうになった過去の時間を追い、犯人を突き止める、ひたむきな力。


「スポットライト」の記者のように、隠蔽された教会のスキャンダルを

なんとかスクープにして、子供たちを救おうとひたむきに取材を続ける信念。


宮沢りえさんが主演女優賞を取った、現在、数々の映画賞を手にしている

「湯を沸かすほどの熱い愛」のお母ちゃんも、ただひたむきに子育てし、残された短い時間を丁寧に丁寧に、生きていく子供たちの為に使った。


口コミで広がった「この世界の片隅に」の主人公、すずさんのように、ただひたむきに日々を乗り越える強さ。


超ロングラン、歴史的なメガヒットとなった
「君の名は。」の新海誠監督も

2002年に処女作「ほしのこえ」から、ただひたむきに作品を発表し続け、14年経った今年、ついに日本中の誰もが知る人になって。


“地味にスゴイ”


的な、ひたむきな情熱が脚光を浴びた年だった気がします。


派手さはなくても、ジワジワと増していく感動が心に残る。


入れ替わりが激しく、忙しく流れていく現代で

わびさびがわかる人たちが増えて来たのであれば

とても嬉しいことで

私もそんな風に日々をしっかり感じながら

目の前にいる人や仕事を大切に

ひたむきに生きていけたらと

2017年も思うのです。


また来年。