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久しぶりに会う。
それってなんだか嬉しいことで
しかもその久しぶり感が
どちらかが、まだ社会に出て間もない時、緊張していた出来事の時
だったりすると、強く記憶に埋め込まれ。
西内まりやさんと初めて会ったのは
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」
ジャパンプレミアにて。
デビュー間もない頃、初の吹き替え、隣にはニコール・キッドマンが立ってる!
という時だったと思い出し、その話をすると懐かしがって大騒ぎをしていたのが一昨日でした。
9月号の雑誌「シネマスクエア」対談ページですょ(^ー^)ノ
昨日は
「だれかの木琴」舞台挨拶。
井上荒野さんの原作を
東陽一監督が映画化。
常盤貴子さんや池松壮亮くん、勝村政信さん、佐津川愛美ちゃん
皆が、東監督を尊敬しながら、仲良くしている
独特のアットホームな空気が、会話の端々や言葉の選び方に出ていて
打ち解け合っているんだな、と勝手に思っておりました。
佐津川愛美ちゃんに久しぶりに会えてなんだか近所のおばさんみたいに嬉しくて。
「ヒメアノ~ル」「だれかの木琴」
どちらの役もまったく違う女の子なのに、親近感を覚える不思議な魅力を持っているのは彼女だからこそ。
さて、「だれかの木琴」
不思議な後味を残す、語り合いたくなる映画でありました。
普通の主婦が、美容師の男性のストーカーになってしまう恐ろしさと曖昧な人付き合いの境界線。
髪を切ってくれている美容師さんに映画の内容を話すと、美容師あるある!だそうですよf^_^;
お仕事でのお礼メールを送ると、プライベートなメール返信。
お客さんだからむげに出来ず、親切に接するも、自宅にまでやって来られたら?
人との距離感は、人それぞれ。
この映画の、面白さは
無防備な状態で、パーソナルスペースにズンと入ってくる髪に触れる行為や
仕事だからと愛想良くすることが
何かの拍子で誰かの心に火を点ける、という人間心理をテーマにしている点。
家族や夫婦、恋人など親しい人以外に髪を触られるなんて特別な行為。
心理学で学んだ
人と人との心地良い距離感は、互いのパーソナルスペースを守る45センチ以上。
それより狭くなればなるほど、親密な関係でしか落ち着かない距離になるわけで。
自分のパーソナルスペースに進入されると人はドキッとしてしまう。
ボディタッチはもちろん、髪へのタッチとなると、脳への刺激は強い。
思い浮かぶのは、幼な子の頭を母親、父親が撫でるという愛情表現。
美容師さんに限らず、異性に髪を触られる=人によっては、愛と勘違いしてしまう行為なのでしょうょ。
いや、意識していない相手の髪を触るほうがおかしい!
意識してるから触るんでしょう?!
人の行動心理は摩訶不思議でありますね( ̄O ̄;)