映像に興味を持つお年頃になった娘。


どんな映画やテレビに興味を持つのか、あれこれ試して、一緒に見ているうちに

やっぱり、ジブリはすんごいぞ!

と気づきました。



「最初に見せるといいよ」


と映画業界の先輩パパ達が、口々に行っていた

「パンダコパンダ」


「かぐや姫の物語」の高畑勲と、宮崎駿という

ジブリのテッパンと言うべきコンビによる

子供に向けて徹底して作ったこの映画。


オープニングの主題歌は


「パンダコパンダコパンダ~♪ パパ、ママ」

と覚えやすく、繰り返される歌詞、パンダがピョンピョンと絵が移動。


物語は、小さなミミ子ちゃんとパンダのパパとコパンダとの

おままごとな家族ごっこ。


飽きずにジッと見ているのは、パンダがコロコロ動き、ミミ子ちゃんがケラケラ笑うから。


そして

三鷹の森ジブリ美術館へ、行くからと、二日連続で流した

「となりのトトロ」


この映画が、歴史に残る名作であるのは、見れば見る程、理解し始めた!


小6のサツキと4歳のメイ姉妹が、お父さんと一緒に田舎に引っ越して来て

森でトトロと出逢い、ネコバスや、真っ黒クロスケを見たり。


病院で寝たきりのお母さんが留守の間に体験する不思議な出逢いの物語。


言葉で伝えるととても単純なお話。


だけれど、夢がある。


「子供しか見えないんだよ」


ネコバスやトトロは大人には見えない。


カラフルで美しい田舎の景色、子供たちがはしゃぐ声、不思議な妖怪?達が

ドンドン出てきて、一緒に空を飛んだり、笑ったりするだけで

見ている子供たちも楽しんでしまう。


飽きさせないよう計算しているとしか思えない脚本。


トトロという覚えやすい名前。



案の定、トトロと言えるようになった娘は、

ジブリ美術館でのみ観られる短編映画が、もれなく

「めいとこねこバス」



という「となりのトトロ」のサイドストーリー短編だったので、「トト!」と呟きながら

ネコバスのぬいぐるみを欲しがった(笑)


基本的に「ジブリ映画」は日テレさん作品なので、司会は日テレの局アナさんになるのだけど

何度か、司会をしたことがあり

その時々の声優を務める俳優さんや女優さんと舞台挨拶を行う。


印象深いのは


「借りぐらしのアリエッテイ」



アリエッテイの声を志田未来さんが

アリエッテイと出逢う人間の少年の声を神木隆之介くんが演じた。


初々しさや、キャラの透明感が、2人に見事、ハマった。


ジブリの声優が、俳優や芸能人の方になったのは


「となりのトトロ」のお父さんの糸井重里さんが印象深く。


メインキャストでは


1991年の「おもひでぽろぽろ」の今井美樹さんと柳葉敏郎さん。


映画館へ観に行ったなぁ。


声優よりも、本業にしていない著名人や俳優の方が生っぽい

そんなことを宮崎駿監督が言っていた記憶があるけれど。


ジブリ映画ともなれば、宣伝効果なんて関係ないし、テレビ局が入っているツテもある中での

本当に好みの問題なんだろうな。


ジブリ映画で声優を務めたい人は、芸能人の中にも沢山いるのだろうから。


私は個人的に

「ハウルの動く城」がメランコリックで好き。


SMAPのファンではないけれど

木村拓哉さんのハウルは、甘い囁きでハートに矢を突き刺した(笑)


そして物語自体もロマンチックで好きだった。


宮崎駿監督作で言うなら

「未来少年コナン」がNo. 1だけど(笑)