アラン・ドロンが好きだった母のお陰で

最初の一人暮らしを始めた頃


アラン・ドロン特集と銘打って、レンタルビデオ屋で毎晩、アラン・ドロン作品を見続けた時代がありました。


端正なお顔。


どこから見ても彫刻みたいだ。


整い過ぎてたり、美し過ぎる男性には、恋愛感情を持てない分

どうしてこんな1ミリも狂いのないパーツで設計されたんだろ?

と、ガン見してしまう傾向があり。。。


というわけで、アラン・ドロンを見続けた時

「山猫」やら「若者のすべて」が同じ監督の作品で

しかも

面白かったことから

今度は、この

「ルキノ・ヴィスコンティ」という監督の作品を見始めたのでした。


とくに

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

なんて、昼ドラ過ぎる、ドロドロ不倫映画で、まだ20歳そこそこの若い私は、そんな!こんな!えぇ!

と興味津々、見入ってしまった記憶が。


で、ですね、また

「若者のすべて」を見なければならなくなり

見たら、色々忘れていたのと

大人になって見たら、尚更、面白いじゃないですかっ!



昼ドラ以上の

家族という内輪話しでワチャワチャと
男兄弟がひとりの女性を取り合ったり

嫉妬からとんでもないことをしでかしちゃったり。


だけど

兄弟愛が強く(ここはやっぱり家族愛が強いイタリア映画だからでしょうか)


その感情は、心の狭い私は理解出来ないf^_^;


今月末から

東京で開催される

「イタリア映画祭」でも上映されるそうですよ!


そうそう

日本では「ひとつ屋根の下」とか、男兄弟のステキ過ぎるドラマがございました、と思い出した。




それで

思い出した愛すべき作品。

コッポラ監督が

イケメンをずらりと揃えてくれた

青春映画

「アウトサイダー」

 
「ウェストサイド物語」のように対立するチーム。


そんなグループでカッコつけてた男の子たち。


その中に属する、やんちゃ過ぎるお兄ちゃん2人が大好きな弟ポニーボーイくんの悲劇。


C・トーマス・ハウエルが可愛いかった。


ラスト

スティービー・ワンダーの「ステイ・ゴールド」で更に号泣。


改めて

この顔触れをみるとなんと豪華なことか!


トム・クルーズが、一番左で、脇っぽい役だったのに

今や、一番出世した大スター!


あの頃は、マット・ディロンが、ワルなアイドル扱いでしたから。


日本では「若者のすべて」ってドラマがありましたが

嘘か本当か、この映画からインスパイアされて作ったとも言われてますが。



2人の男兄弟映画は結構あるけれど

中でも

香港の「男たちの挽歌」とか兄弟愛に満ちた傑作映画がありました。


レスリー・チャンが亡くなったのは本当に残念でした、はい。


男兄弟の強い絆、って、日本の映画では最近中々ない気がするけどf^_^;