「人生で初めて(着物)を着たよ」
ええええっ!
石井岳龍監督、ホントですか?
でも
無茶苦茶、似合ってるからパシャリと。
私は
出目金(笑)
ホントにそれを意識して今日はこの衣装。
「蜜のあわれ」
プレミアイベントを浅草橋でしてきまして。
大杉漣さん演じる老作家と人間の姿になった二階堂ふみちゃん演じる金魚との初恋みたいな関係。
今日は、このメンバーに金魚屋を演じた永瀬正敏さんが加わって大きな金魚鉢の中に約1000匹の金魚が入った「花魁」というアートアクアリウムディレクターの木村さんの作品をバックに舞台挨拶。
石井監督が
二階堂ふみちゃんを
「撮影中、あるシーンで高峰秀子に一瞬見えた。というか「放浪記」の高峰秀子を意識して撮ったところなんですが」
と言ったのがすぐ納得できた。
二階堂ふみちゃん、すごいと思うんですよ。
永瀬正敏さんも言ってたけど
「若い子がこんなおじさんの会話について来てくれるんだから、そりゃ嬉しいですよ」
と。
確かにデコちゃんは日本を代表する大女優ですが、瞬時に理解できるその知識。
絵画をイメージしたポスター写真でも、作家さんの名を言われてもわかる。
この映画の原作は
言葉遊びも面白い。
「あたい」と自分のことを言い、70歳の作家おじさまを好き、好き、と言い
嫉妬する姿も可愛く、仕草もファッションもいちいち可愛いっ!
それこそ、男性が翻弄されたい理想の女の子なんだろうな。
感じる可愛くて艶っぽい小悪魔的で、でも真っ直ぐな愛がたまらない♡
石井監督が描く、恋の映画は、それはそれはファンタジーに満ちていて遊び心もあって、目でも耳でも恋のやりとりを味わえる作品でありました。
P.S.
お仕事前に「64」前編を試写で観て、あの映画にも興奮してた私は、こっそり永瀬正敏さんに「64」話しも聞いていたのでした(笑)