今朝のめざましどようび

高見侑里ちゃんのコーナーで語った

映画「スティーブ・ジョブズ」


ゆりちゃんも

「似ていないのに似て見える」

と言ったほど、マイケル・ファスベンダーの演技は

目を見はるものがあり。





ファスベンダー好きがにじみ出てしまった

会話内容ですが、改めて

この映画の凄さをご紹介したいと。


ポイント1:アカデミー賞の男優賞は誰の手に?


もともと

レオナルド・ディカプリオ

(レヴェナントでアカデミー賞主演男優賞ノミネート)

の名前も上がっていた。





そしては、クリスチャン・ベールが

(マネーショートでアカデミー賞助演男優賞ノミネート)

自分には向いてないと辞退。




そして

マイケル・ファスベンダー

(この作品でアカデミー賞主演男優賞ノミネート)が

200ページに及ぶ脚本に取り掛かる!




これでファスベンダーが受賞し

ディカプリオとクスチャン・ベールが取らなければ

この作品を選ばなかったことで明暗が分かれたとも言えたり!



ポイント2:マイケル・ファスベンダーとい怪物俳優


この方

30歳でハリウッドスクリーンデビューした遅咲きの俳優。

「それでも夜は明ける」のスティーヴ・マックィーン監督に

来日時、人柄を聞いた。




「とにかく、俳優としてサイコー!

 なんでも監督の願い通りにやってくれる!」

追い詰められるのが好きな、ドM男子なんじゃ?


マックィーン監督から惚れ抜かれ彼の作品全3作に出演。

監督の初長編映画「ハンガー」




水と栄養注射でガリガリどころかもうヤバイというダイエット。

マシュー・マコノヒーが猛烈ダイエットして

アカデミー賞主演男優賞を受賞した

「ダラス・バイヤーズクラブ」より早くトライし

俳優魂を見せていた。


「シェイム」




とんでもなくセックス依存症の男を

セクシーすぎる演技で体現!

これは男性不信になりそうなくらい凄かった。


アカデミー賞ノミネートは「それでも夜は明ける」

助演男優賞ノミネート以来2度目。



いや~な役でした。


ええ、とてもとても。


でも、そのセクシーすぎる視線にメロメロな女性も多いはず。


私もそうですが。



ポイント3:ジョブズ映画対比


以前、同じタイトルの映画で

アシュトン・カッチャーが、ジョブズソックリさんとなって

ジョブズの大学時代から

アップルのiPodを発表するまでを演じた。




あちらは、ジョブズの半生をわかりやすくご紹介な映画。


こちらの「スティーブ・ジョブズ」は

ジョブズの天才的で幼稚で自己中な仕事人間な面と

最初は認知しなかった娘リサとの関わりの中で

次第に他者との関わりを学び

大人になっていく姿に焦点を当てている。


いわば、ヒット商品を作る人の頭の中と

天才は時として変人という内面の映画。


ジョブズの発想を知り、ヒット商品を生み出す秘訣も学べる。


「ソーシャルネットワーク」のアカデミー賞脚本家




アーロン・ソーキンの脚本は200ページの言葉だらけのもの!


なのに飽きずに集中して見られ、次第に圧倒されてしまう!


「スラムドッグ・ミリオネア」のアカデミー賞監督




ダニー・ボイル監督が

3部構成の映画ごとに入念なリハーサルを7週間実施!


すごいのは、最初はジョブズに似ていないと思っていた

ファスベンダーが、やがてジョブズに見え始め

まさに憑依しているかのようにさえ見える人間ドラマに圧倒。





脚本力と演技力と編集、演出をする監督の手腕が

揃っていなければ、ここまでパンチのきいた

密室サスペンスにさえ思える緊迫感を味わえない。



おまけ:

今は亡き、スティーブ・ジョブズは

80年代にダイアン・キートントデートしていたそうな。

ただし、コンピューターの話ばかりするジョブズとの

デートはつまらなかったと彼女はのちに語っている(笑)


ダイアン・キートンの間もなく公開のこの映画

「クーパー家の晩餐会」




とても良いです。


ダイアンの公開中の映画

「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」

も良いのですよ。