俳優って面白い。


というか人間って面白い。


俳優業に興味なくても面白い!


共感しなくたって楽しめるんだ!


そう思えるのが

初日の立ち見状態だった

「俳優 亀岡拓次」




TEAM NACS 安田顕さんが主演を務め

「ウルトラ・ミラクル・ラブ・ストーリー」の

横浜聡子監督が映画化。





各映画評で5つ星もらい、横浜監督も笑顔ですよ😊


好きだな、この映画、私もとても。


名脇役の亀岡拓次の俳優人生とその中での

ちょこっとの楽しみであるお酒と

ほんのりとした恋心を

綴っただけのお話なのに、クスクス笑えて

亀岡って面白い!といつの間にか友達気分になれ

しまいには亀岡頑張ってね!と静かに見守っている状態に。


「人」が魅力的であれば、物語は十分面白い。


だから原作が面白くても

今度は映画としての脚本に落とす上で

「人をどれだけ魅力的に綴れるか?」がテーマになり

次に

役をもらった俳優が

その役をどれだけ理解して人間臭くして

「魅力」をパワーアップさせるかがテーマ。


演出、照明、撮影、美術、ロケ場所、編集、ヘアメイクetc

言ったらきりがないくらいの力によって映画は面白さを増す。


この「俳優 亀岡拓次」


そんな映画作りの魅力作りも綴っているし

演じる人物(亀岡)自身の人間的魅力も見せている。


好きだな。





日曜は

NODA MAP の友達が宣伝も頑張っていた

「逆鱗」を見に東京芸術劇場へ。


これもね

まったく一緒で、恐ろしい才能の野田秀樹さんの頭の中から

生まれた脚本を、どれだけ理解して役を落とし込んでいったか

想像を絶する素晴らしい演技力を持った役者陣との

面白いのに絶句する壮絶な舞台でした。