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昨夜は


「グラスホッパー」の完成披露試写会。


よくもまあ

この忙しい人たちが揃ったな、と改めて驚き。


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生田斗真くんはジャニーズの中でも

色んな演技の引き出しを持った人で

だから本人が俳優の道を好んだことが

生田斗真くんを面白く輝かせているのだろうな。


初めて出会った映画舞台挨拶こそ

彼の主演映画デビュー作「人間失格」で

俳優特有の月の光みたいなオーラをまとっていた。



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そんな彼の後輩。


山田涼介くんとは

まさに産休に入る前

今年の春の「暗殺教室」大ヒット御礼舞台挨拶。


あの時の映画は、ティーンに人気の漫画の映画化。


可愛らしい顔立ちで天性のアイドルなイメージ。


そして

この「グラスホッパー」が11/7公開。


浅野忠信さんや村上淳さんなどの

ザ・映画俳優を相手に

可愛くて危険で愛を知らず、でも絆という愛を知り

本能のままに生きる殺し屋蝉を演じきっていた。


しかも、その存在感に目が離せなくなり。


映画で、蝉の雇い主(相棒)を演じる村上淳さんが

迷い猫探し(黒猫)のチラシを持って

浅野忠信さん演じる殺し屋鯨のもとへ行くのだけれど

「ああ、この猫って(蝉)のことなんだ」


と見終わって関係性や演技の雰囲気から気付く。


「グラスホッパー」の面白さは

鈴木は、主人公なので

彼が気弱で大人しそうなのに

何故、殺された彼女の復讐を誓う人物なのか?

を恋愛の回想シーンだけで理解出来るように

描かれ。


更に登場人物ひとりひとり

セリフや服装、仕草で、全てを語らずとも

なんとなくバックボーンが想像出来る。


キャラクターを理解出来ると

物語はどんどん面白くなるのですよ。


今年の日本映画は豊作。


「きみはいい子」「トイレのピエタ」「あん」

「海街Dairy」「ソロモンの偽証」

「天空の蜂」「岸辺の旅」 「バクマン。」


今、思い出せるだけでもこれだけあり

どれも主人公だけでなく、その他のキャラクターも

しっかり立っている。


瀧本智行監督は

脚本の青島武さん(「あなたへ」で

日本アカデミー賞脚本賞受賞)と十何稿も書き直し

丁寧にキャラクターを浮かび上がらせ

そこから監督や役者が、丁寧に味付けしていくと

面白い群像劇が味わえるんです。